Honor View 20レビュー:「これでこの値段なの?」と思っちゃう、ゴージャスなパンチホールスマホ

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • はらいさん
Honor View 20レビュー:「これでこの値段なの?」と思っちゃう、ゴージャスなパンチホールスマホ
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

“ほぼ”、全面スクリーン。

2018年12月、SamsungはGalaxy A8s発売と同時にノッチの時代に終止符を打ちました。悲しいことに、Galaxy A8sはアジアでしか入手することができません。しかし最近、Huawei(ファーウェイ)のサブブランドであるHonor(オーナー)はSamsungに続いてベゼルを極限的に抑えたパンチホールが印象的なスマートフォンを発表しました。それが、HonorView 20(約7万2000円)。見た目良し、機能良し、値段相応のスマートフォンだと感じさせます。

Honor View 20

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これはなに?:Honorのフラッグシップモデルスマートフォン

価格:569ユーロ(約7万2000円)から

好きなところ:パンチホール型インカメラがすばらしい、ホログラフィックな背面ガラスが魅惑的、価格に相応しいパフォーマンス

好きじゃないところ:無線充電と防水に対応していない、プリインストールのアプリがムダに多い、アメリカでの発売日が不明

親会社Huaweiが既ににリリースしているMate 20 ProPシリーズのスマートフォンと同様に、View 20は市場でもっとも目立ったスマートフォンの1つに仲間入りしました。あんまりよくない意味で、ですけど。以前述べたように、アメリカ政府はキャリア会社にスパイ活動、詐欺、偽造、窃盗行為に関する主張について協力することを推奨していません。キャリア会社はファーウェイの圧力に十分注意を払いながら、ユーザーにファーウェイのスマホを買わせたいと思わせなければならないという状況です。

スマートフォンが目指すべき未来のカタチ?

前面のスクリーン内には、小さなパンチホールには25メガピクセルのセルフィーカメラが内蔵されていてスマートフォンの未来を感じさせます魅惑的なVシャープ仕様の背面は、角度によって見え方が変わります。Honorはこの仕様をNanolithography(ナノリソグラフィー)と呼ばれるクレジットカードにも使われる素材を用いて実現させました。この素材がスマートフォンに採用されたのは初めてとのことです。

View 20のサイズは6.18×2.97×0.32インチ(約15.7×7.54×0.81cm)。背面は曲面ガラスになっていてGalaxy S9+を連想させます。View20の最大の特徴の1つはベゼルの狭さです。スクリーンサイズは6.4インチ(Galaxy S9+は6.3インチ)。

先ほど伝えたパンチホールですが、ノッチほど邪魔には感じません。その理由はおそらく、左上角に配置されているからでしょう。それでもイライラする人のために、オプションで小さなパンチホールを誤魔化す黒帯を表示させられるようにもなっています。このパンチホールという技術は革命的とは言えない気がしていますが、進化的とは言えると思いますね。スマートフォンが踏み出す正しいステップだと感じます。

スクリーン

View 20の画面はとても鮮やかですが、ときどきけばけばしく感じられるかもしれません。搭載OS「Magic UI2」のせいで各種アイコンがややカートゥーン調に見えてしまうのです。一応、テーマとカラーの設定は簡単に変更可能ではあります。その一方で、LCDパネルは約500ニトという明るさ、十分なものですよ。とはいえLCDなので、コントラストや黒の表現の面では高額なOLEDディスプレイに劣ります。

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左上角に内蔵されているパンチホール型インカメラ
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

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過去のノッチスマートフォンからの革新的なアップグレードとは言えませんが、個人的にView 20のパンチホールは特に気になりません。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


カメラが優秀

View 20でもう1つの特徴的なのが48メガピクセルのリアルカメラです。背面カメラは、SONYのIMX 586 センサーを採用しています。率直に言っても、十分すぎる仕上がりです。View 20は、12MPのスタンダードモードと48MPの撮影モード(AI Ultra Clarity)を切り替えられます。48MPモードで撮影をする際には、かなりの明るさを必要とするとともに被写体は固定されていることが望ましいという制限があります。でも、必要に応じて最大解像度を引き出すという選択肢があるのはいいものです。

View 20のカメラで撮れる写真は明るく、好印象です(ときどき露出しすぎな感じですが)。暗い場所でも、たとえナイトモード機能をオフにして撮影をしても、Pixel 3(事実上、低照度ではもっとも優れたカメラをもつスマホ)よりも良く見えるときがあります。でも、View 20のカメラには気になる点もあります。AIの機能によって食べ物や花、特定の風景などを撮影するとき、彩度が少しオーバーに表現されることがあるんです。

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こちらがView 20の48MPで撮影したサンプル画像。驚くほどシャープな仕上がりです。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

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こちらも同じくView 20で撮影した写真です。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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こちらはナイトモードをオフにして撮影した写真。私はPixel 3よりも気に入っています。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

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一般的な環境では、Pixcel 3 がHDR +の機能を発揮して勝利を収めています。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)


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View 20のカメラは明るい写真を好み、色彩が強調されすぎることがありますね。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

View 20の背面カメラの右側には3D Time of Flightセンサーを備えており、高度な距離測定が可能です。でも、3Dカメラ機能を使える状況はまだ限られているみたいです。

HonorはCES(家電製品中心の展示会)にてView 20の3Dカメラ機能を使ったデモを披露しました。3Dカメラで体の動きを読み取り、スクリーンに触れずにゲームが楽しめるという機能です。たとえば、体全体を使ってスキーのゲームを楽しんだり、ひたすら画面に飛んでくるフルーツを切るゲームでは、腕を剣に見立ててバッサバッサと切ることができます。この技術はXboxのKinectにそっくり。残念なことにこの3Dカメラを用いたアプリが数少ないのが現状です。

お皿に乗っているポテトチップスをカメラでかざしたところ、カロリーや重量をきちんと推測することができました。その一方でポテチを水餃子と誤認することも…。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

ゲームの紹介はさておき、このカメラ機能にはほかにも食べ物の認識、大きさ、摂取カロリーの予測が可能です。試してみたところ、果物やいくつかの焼き菓子などのようなシンプルな物に関しては成功しましたが、認識されなかったものもありました。もしも私が本当に体重を減らしたいと思ったらView 20に頼ることはないでしょう。なんでもガジェットに頼ってはいけないということがよくわかるトラップの1つです。

このカメラにはPhotoshopのエキスパートにならずとも人をスリムに、写真映えするように補正できるビューティーモードと呼ばれる機能も備わっています。等身大パネルにもその機能は発揮され、レオナルド・ディカプリオもさらに完璧な仕上がりに。

微妙にですが、顔の部分にその効果が見られます。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

スペックなど

有線イヤホンを使っているユーザには朗報です。View 20にはヘッドホンジャックがあります。残念ながら無線充電、防水には対応していません。ファーウェイは雨や少しの水しぶきに関しては影響を受けないと述べていますが、View 20が水没して壊れてしまっても文句を言う気にはならないでしょう。

バッテリーに関してですが、約12時間の駆動時間となっています。私たちが行なった2018年に発売されたスマートフォンのバッテリーテストでは、バッテリー持続時間の平均は約11時間15分だったことは言っておくべきでしょうね。この結果から分かるように、スマートフォンのバッテリー問題は徐々に深刻な問題ではなくなってきているのかもしれません。

ヘッドフォンジャックあり。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

View 20はファーウェイがリリースした超プレミアムスマホ「Mate 20 Pro」から「豪華な機能を省いたスマートフォン」と言えるでしょう。プロセッサーにはMate 20と同じKirin 980を採用、6GB もしくは 8GB のRAM、それから128GBの容量を完備。市場で販売されているスマートフォンの中でも目につくようスタイリッシュに仕上がっています。その一方で、リバースワイヤレス充電(スマートフォンから他の無線充電対応機器へ充電する機能)、ディスプレイ内指紋認証、顔認識機能のような機能は価格を抑えるために削られています。その価格は570ユーロ(約7万2000円)、筆者のお気に入りのOnePlus 6Tともまともに張り合えるすばらしいスマートフォンです。

残念ながら、View 20すべてに満足しているわけではありません。他のHonorのスマートフォンと同様に セキュリティー問題について触れていないからです。たとえView 20がどんなに素晴らしいてスマートフォンと言われていても、Honorは未だにアメリカでの販売を公言していません。もしも発売が叶ったとしても、かなりの確率でAT &TやT-Mobile等のGSMキャリアでの契約に限られることになるでしょう。

Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

もしもあなたがView 20を購入できる場所に住んでいるか、海外のリテーラーから購入することを気にしないのであれば、View 20は良いデバイスです。撮影できるシャープな写真には驚かされること間違いなし。スマートフォンに対して高いお金を出したくない人がたくさんいるのがよくわかっている上でこの価格設定には尊敬します。

まとめ

・Honor View 20はMate 20の余分な機能を省いています。ですが機能面に関しては非防水や無線充電非対応などと、ハイテクとは言えません。ディスプレイはほぼベゼルレススクリーンを実現、内側にはパンチホール型のカメラ、背面には驚くべき繊細な48MPリアルカメラを搭載しています

・3D Time of Flight センサーはステキですが、実用的なアプリケーションが増えることに期待…

・通信方式は、GSMのみ(GSMとは2G通信規格のこと。日本などの一部の国を除いた全世界で利用されている)

・販売価格は約650ドル(約7万2000円)から。無線充電・防水非対応にはがっかり、しかしヘッドフォンジャックは備えています

スペック

OS: Magic UI 2(Android 9ベースの独自OS)

SoC: Kirin 980 プロセッサー

メモリ:6GB/8GB

ストレージ:128GB/256GB

ディスプレイ:6.4インチ 2310×1080 LCDタッチスクリーン

カメラ:25MP(インカメラ)、48MP(アウトカメラ)

バッテリー容量:4000mAh

接続ポート:USB-C 3.1、ヘッドフォンジャック

カラー:サファイアブルー・ファントムブルー・ファントムレッド・ブラック

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