まきまきテレビは買える値段じゃないでしょうし、これいいかも。
LGが新型テレビのラインナップを発表しました。有機ELパネルのモデルが4シリーズ・9モデル、液晶パネルのモデルが5シリーズ・10モデル。新モデルはすべてがAI「ThinQ」を搭載しているのが特徴です。
「テレビにAIって必要なの~?」という意見もありそうですね。説明会で見てきましたが、いやこれはスタンダードになってほしい機能ですよ。
人類をボタンのポチポチ操作から開放
ThinQの操作は、リモコンのマイクを通した音声コマンドが中心となります。チャンネルの切り替えとか番組の予約とかタイマーの設定とか、テレビの主な操作はだいたい音声でOKです。
最近のテレビって、いまやってる番組を映すだけじゃなくって、番組を録画したり、動画ストリーミングサービスを見たりゲームしたり、いろいろできるようになりました。でも、そのぶんリモコンの操作も複雑化していて(LGのUIはよくまとまっている方ですが)リモコンに並ぶ20個くらいのボタン、階層化されたメニューを把握しておく必要があります。
でも、音声コマンドならそれらを覚える必要はほぼなし。「お気に入りアーティストの出る番組を録画しといて」でOKなわけです。あー楽ちん。
助手にGoogleとアレクサを従える
ThinQの面白いところは、音声アシスタントとしてGoogleアシスタントも備えていること。
「明日の天気は?」みたいな質問にはGoogleが返事して、テレビの操作に関するコマンドはThinQが対応するという分業体制を採用しています。「OK ThinQ」というウェイクワードも必要なく、リモコンのボタンを押してしゃべれば、それぞれ最適なAIが働くわけです。
リモコンにはアレクサ用のボタンもあり、Amazonのサービスも利用できます。
ただ、コマンドは必ずリモコンのボタンを押してマイクに話しかける必要があります。「OK ThinQ」みたいなウェイクワードはありません。また、テレビがOFFのときは音声コマンドが機能しません(スマートスピーカー経由でテレビをONにすることはできますけど)。
画質や音質の強化もAIの仕事

UIだけじゃなくって、画質や音質の強化にもAIが使われています。暗すぎる映像をいい感じに補正したり、グラデーションノイズを消したり、サウンドを調整したり。
AIをフル活用したLGのテレビ郡は、4月25日から発売スタート。
価格はオープン価格...ですが、有機ELモデルは30万円~170万円、液晶モデルは11万~43万くらいの実売価格が予想されています。
Source: テレビ全製品|LGエレクトロニクス・ジャパン