マックがテック化。約330億円でAIメニューを導入へ

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
マックがテック化。約330億円でAIメニューを導入へ
Image: Scott Olson / Getty Images News

ビッグマックとご一緒に機械学習はいかがですか。

てな感じのゼロ円スマイルにふらっときて、つい購入してしまったのかどうかはわかりませんが、マクドナルドは3億ドル(約330億円)を投じてデジタルメニューボードの刷新に乗り出すよう。

AIを使っておすすめメニューを提案してくれる

今回マックがお買い上げしたのはDynamic Yield Ltdというニューヨークを拠点とする、「意思決定論理テクノロジー」に特化するスタートアップ企業。端的に言えば、AIを使って人々がどんなものを好きか判断し、メニューを人々が関心を持つ順番に表示できるようにする、ということらしいです。

これはすでにFacebookがやっているもので、ユーザーがウェブサイトを見る嗜好性や投稿にいいねをつけたりコメントをつけたりする動向を学習して、ユーザーが関心を寄せるフィードを表示するもの。McDonald(マクドナルド)はこれにより、1日の特定の時間や場所によってオススメするメニューをAIでカスタマイズできるというわけ。

たとえば、早朝だったらコーヒーやエッグマックマフィンをサジェストし、暑い日ならマックシェイクにポテトをサジェストするという感じでしょうか。アルゴリズムが現在選択されたアイテムに基づいてプラスするアイテムをオススメするので、ビッグマックを頼んだらポテトと炭酸飲料がサジェストされるという仕組みのよう。

マック=テック企業への道

今回の買収は、McDonaldがこの20年間にしてきた中でも最大の投資。ここにきてテックな会社になろうとえいやっと思い切ったわけですね。最近ではセルフサービスキオスクを作ったりUberEatsのデリバリーを採用したり、McDonaldのオリジナルモバイル注文アプリを開発したりしてIT化も著しいですし。

McDonaldは、2019年にドライブスルーにこのAIを組み込むことを計画しており、その後は国際的にも展開していく予定です。さらにAI技術はセルフサービスキオスクとアプリにも組み込む予定とか。昨年この技術をすでに3万8000店舗で試しています。

でも、正直に言わせてもらえば、マックのアイテムはもう定番になりすぎてて、ここまでアルゴリズムに投資するのはちょっと馬鹿げてるような気もしないでもないですが。だってビッグマックにはポテトと炭酸飲料がつきものだし、暑い日に頼みたいメニューは決まってますし。まあ、この買収は企業のアルゴリズム崇拝の象徴のようなものかもしれません。非時系列フィードさえあれば間違いないと。

AIになってもスマイルをゼロ円で買えるのかどうかが気になるところですね。

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