ゲームセンターとVRコントローラーを一気に手に入れてしまった…! Toy-Con「ゾウ」と「バズーカ」をハンズオン

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ゲームセンターとVRコントローラーを一気に手に入れてしまった…! Toy-Con「ゾウ」と「バズーカ」をハンズオン
Image: ヤマダユウス型

もう「段ボールと設計者すげぇ」って気持ちしかない。

いままでのVRゴーグルのお手軽を大幅に飛び越えてきた、「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」。VRゴーグルだけでも「おぉ〜」の嵐でしたが、このゴーグルはバラエティ豊かなToy-Conと組み合わせることで真価を発揮します。

キットに同梱されているToy-Conは6種類。ベースとなる「VRゴーグル」のほかに、「バズーカ」「カメラ」「」「トリ」「ゾウ」があります。まずはルックス的に映えな感じがしそうな「ゾウ」Toy-Conを作ってみました。

空間を操作するVRコントローラースタイル「ゾウ」

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Photo: ヤマダユウス型

制作時間の目安は60〜120分とありましたが、それなりに工作スキルのある男性が作って100分くらいでした。ニンテンドーラボのToy-Conって、ソフトがそのまま説明書になっているので役割分担ができないんですよね。基本ソロ作業、でも楽しいから無問題。

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Image: ヤマダユウス型

「ゾウ」で遊べるゲームは、立体パズルやVRお絵かきアプリ「Tilt Brush」のような立体お絵かき。コントローラーを鼻に見立てて、オブジェクトを掴んだりねじったりします。奥行きやねじりを使ったオブジェクト操作は、いかにもVRッな感じ。既存のVRコントローラーに最も近い遊び方ですね。

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Photo: ヤマダユウス型

左手でゴーグルを支えて、右手でJoy-Con(R)のトリガーを操作。鼻の連結は輪ゴムで、それなりに伸び感があるものの限界まで腕を伸ばすまではいかないくらいです。重さもそれなりで、30分この体制だとキツいかも。目も腕も、ほどほどに休憩しましょ。

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Photo: ヤマダユウス型

奥行きを認識するギミックは、ニンテンドーラボお得意のIRカメラ。鼻先のJoy-Con(R)のIRカメラがこの白いマーカーを読み取っており、コントローラーの距離や傾きを認識します。

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Photo: ヤマダユウス型

コントローラー左の黒い部分がIRカメラ。これが常にマーカーを見てるのですね。また、位置認識にはIRカメラだけでなくJoy-Con(R)のジャイロセンサーも併用。なのでJoy-Con(R)がマーカーを見失っても、ある程度はジャイロで位置を補足してくれます。でも、ジャイロだけだと誤差が出るからジャイロとIRカメラの二刀流でトラッキングしてるというワケ。

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Photo: ヤマダユウス型

Joy-Con(R)の収納部分。人差し指でトリガーを引くと、コントローラーのRボタンが押される仕組みです。意外にも押した感のレスポンスがよくてびっくり。連打もできますよ。

ゲームのほうは、立体パズルがかなり面白いです。PVでも面白そうだなーと思ってたんですけど、空間にレールを配置したり、トランポリンを置いたり、2Dパズルゲームとはひと味もふた味も違う面白さがあります。手前にモノを動かすってかなり新鮮ですよ。

でも、個人的に一番面白かったのはミニゲームですね。手前に飛んでくるマッチ棒みたいなのをハサミで切るだけの超シンプルゲーなんですけど、なんかすごく気持ちよくて…。「Toy-ConガレージVR」というモードでは、サンプルのミニゲームを改造してゲームを自作できるので、このハサミゲーを自分好みに改造してみたいな。

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Photo: ヤマダユウス型

まーでも、気になるのはやはり重さと疲労です。ホールド感は良好なんですが、あっちこっち向く3Dパズル系を遊んでいるとかなり重さがかかってきますね。右手の疲労もそれなりで、総じてハイカロリーなVRゲーではないかと。つまり「ゾウ」を遊べば腕の筋トレになる…!?

ゾウの鼻というアイディアは悪くないなと思っていて、コントローラーを無理な距離まで離すこともないし、掴むという動作にも納得がいきます。「ゾウ」Toy-Con専用ゲームは、真下を向いて見える自分の影もゾウになっているという、そんな心意気も好きだったり。

ゲームセンター気分になれるガンシューティング「バズーカ」

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Photo: ヤマダユウス型

制作時間の目安は120〜180分と、VRキットの中では一番ヘヴィなToy-Conです。ランチの後にまったり作り始めて、完成まで150分くらいでした。でも、3時間近くかかっただけあって、ハチャメチャに面白かったです。「今まで遊んだVRゲームの中で一番面白いかも」という感想の人もいましたよ。

Video: 任天堂ホームページ/YouTube

遊び方はそのまんま、バズーカです。なんたって弾を込めるアクションが最高! ジャコッとグリップを引いて弾をセットし、右手親指のトリガーで発射。このグリップを引くというこの一手間が「俺いまバズーカ撃ってる!」という気持ちにさせてくれるッ。

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Image: ヤマダユウス型

グリップを引くと、パーツが後方に装填され…。

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Image: ヤマダユウス型

トリガーを押すと発射。この物理的構造、最高じゃない? コントローラーの○ボタンを押すだけで銃が撃てるゲームでは決して味わえない、インターフェイスによる体験の変化。ニンテンドーラボのVRは、ソコを巧みに突いてきているッ!

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Photo: ヤマダユウス型

重心バランスもよく、上下左右を見渡すのも苦じゃありません。重さは「ゾウ」以上なので、これも長時間プレイは筋トレの粋になってきます。まぁ何時間も遊ぶものじゃないですしね。ゲームセンターのガンシューティング感覚と思ってもらえれば。

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Photo: ヤマダユウス型

要となるJoy-Con(R)は、バズーカの発射口にセットします。IRカメラがゴーグル側を向いており、トリガーの動きやグリップの装填を見てるのですね。このコントローラーが飛んでくるワケじゃないですよ。

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Photo: ヤマダユウス型

Joy-Con(L)は、ゴーグルの左側にバイザーのようにセット。縦向き/横向きに切替可能で、「バズーカ」Toy-Conの専用ゲーム中に向きを切り替えると、DIO様よろしく時止めができます。止まった世界で弾を打つと、もちろん空中で静止。時止め解除とともに一斉射撃ができるという、完全にザ・ワールド仕様です。WRYYYYYYYYYY!!

ミニゲームも基本はシューティングですが、弾丸を棒や円柱に変えたり、ルールをエンドレス的当てにしたり、わりとバリエーションがあります。でも、この「バズーカ」は専用のゲームがめちゃくちゃよくできてますね。

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Photo: ヤマダユウス型

なんせ、実際にガンアクションのような動きをしつつ、VRの世界でバズーカが撃てる。これが楽しすぎます。ゲームセンターに置いてあるVRシューティングはそんなタイプだったりしますが、アレが家で遊べるようなものです。もはやSwitchのゲームを遊んでるという感覚はほとんどなく、なにか別のおもちゃというか、アトラクションを遊んでいるような気分です。

つくづく、フィードバックやインターフェイスって大事なんだなぁと。他のToy-Conもこれから作りますけど、やっぱり「バズーカ」が一番テンション上がるんじゃないかな。となると、「バズーカ」だけを同梱した「ちょびっと版VR KIT」の存在もうなずけますねぇ。

Source: Nintendo Labo, YouTube

Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit(ブイアール キット) ほしい?

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