これなら一日中会議していたくなるかも?
発売日が6月に決まったSurface Hub 2Sを、米GizmodoのSam Rutherfordが触っています。9,000ドル(約100万円)のMicrosoft製デジタルホワイトボードの新型はいかに。
オフィスでは、毎日誰かがチームワークと協力が成功への鍵だと叫んでいるかと思いますが、彼らはいつまで経っても腹立たしいビデオ会議ツールを使っていたりして、チームに絶望をもたらしています。
そんな意味不明な会議には、Microsoftが出した「Surface Hub 2S」が救世主になるのではないでしょうか? これなら従来よりも苦痛の少ない高度な方法で、チームワーク構築に一役買ってくれるかもしれません。






Surface Hub 2Sは50インチ、解像度は3,840×2,560pxです。つまり4人の参加者をフルHDで一度に見れるというわけですね。それに4K画質のウェブカメラも搭載されています。
ですが真価を発揮するのは、専用スタンドの「Roam」と接続したときです。このスタンドはオフィス用家具メーカーのSteelcaseが作ったもので、バッテリーまでそなえます。なのでSurface Hub 2Sは、どこにでも引っ張って行ける、移動式のスクリーンにもなるのです。
ちなみにバッテリーは、停電時でも電力供給をし続ける無停電電源供給製品を作るAPCがデザインしたもの。
100分、ぶっ続けで会議OK
バッテリーの持ちはおよそ100分。なのでSurface Hub 2Sは給電なしにひとつ分の会議を乗り切れます。
別の会議室に移動させるときには電源を引っこ抜きましょう。これの良いところは、いきなりコンセントから抜いてもシステムが即座にシャットダウンしないこと。画面上にはさっきまで表示されていたものが残ったまま、ゴロゴロと移動させることができます。
文字を補正しラクガキをデジタル化

しかし一番印象的なのは、その使い勝手の良さ。Microsoftの「ホワイトボード」アプリは手書き文字を自動で読んでくれるだけでなく、綺麗な文字に直してくれるので、同僚たちがヘタな殴り書きを解読せずに済みます。さらにはホワイトボードアプリに画像をインポートすると、そのなかの絵がデジタル化されるという。
マットなテクスチャー
最近のMicrosoft製コンピューターと同じく、Surface Hub 2Sはさくっとメモをとりたいときに使える「Windows Ink」にフルで対応しています(スタイラスを含め)。
ほかにも特筆したいのは、マットな画面。電灯の反射を抑えてくれるし、ペンを使ったときはサラサラとした良い書き心地です。

それに万が一50インチで物足りない場合は、85インチ版の「Surface Hub 2S」もあります。
もし50インチ版を縦に回転させれば、85インチ版と同じ高さになるというスマートさ。もう会議なんて二の次で、映画鑑賞会でもしたくなっちゃうかもしれません。こうなるとオフィスよりイベント会場や展示会の方が向いているのでは……?
価格
気になるお値段は、50インチが9,000ドル(約100万円)で、電池ケースを搭載したスチールケースの移動スタンドが1,450ドル(約16万円)です。
もしたくさんの予算がある企業なら、「Surface Hub 2S」は最高のソリューションかと思われます。会議室をファンシーに彩ってくれることでしょう。
