都合よく高性能で安いものを探しています。
かつてApple(アップル)が立ち上げた「Project Titan」。これは自動車にセンサーやソフトウェアを搭載させて、自動運転車を作るプロジェクトでしたが、しばらくは目立った話を聞きませんでした。それが最近になって、また動き出したとMacRumorsが伝えています。
Appleの報告書には、彼らは今持っているシステムよりもさらに小さく安価で、大量生産が楽チンなLiDARを探していると書かれているそうです。
LiDARとは
パルス状に発光するレーザーによる画像検出で、遠くにあるものでも距離を測ることができるリモートセンシング技術のこと。
この開発にはおよそ1200万円ほどの費用がかかる上、大きくて壊れやすいというデメリットばかりが目立つのだそうです。そこでAppleは、それらの要求を満たす「革命的なデザイン」のLiDARを募集しているのです。
ロイター通信によりますと、現在Appleは少なくとも4社と協議中であるものの、一応Appleも自社開発をしているのだそうです。
今のところAppleは、2017年からLexus SUVに機器類を載せてテスト運転をしているのですが……「Project Titan」では自動車まるごとAppleが作るのか、それともセンサー類だけを搭載した形になるか、今はまだわからない状態です。
またMacRumorsは、Appleは昨年Teslaでエンジニアリング・チーフを勤めていた人物で、Macハードウェア・エンジニアの副社長だったダグ・フィールド氏を再雇用したものの、「Project Titan」に携わる従業員1,200人のうち190人を解雇したのだそうです。彼が190人分の仕事をしてくれるのか? 定かではありませんが、Appleの自律運転車は2023~2025年あたりに登場するだろうと見られています。
Source: REUTERS via MacRumors, Bloomberg, THE VERGE
Reference: Wikipedia