YouTube、『バンダースナッチ』のようにストーリーを選べるコンテンツを計画中

YouTube、『バンダースナッチ』のようにストーリーを選べるコンテンツを計画中
Image: Sean Gallup/Getty

後追いですが、どこまで通用するでしょうか?

2018年12月28日に、Netflixに登場したオリジナル映画『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』、みなさんもう見ましたか? あれは主人公が開発するテレビゲームと、彼が住む世界がクロスオーバーし、ストーリーの中の決断を迫られる場面で視聴者がその運命をクリックして選ぶという斬新なものでした。

古くからゲームブックやLDゲームなど、自分で選択しながら進めるコンテンツがありましたが、映像配信サービスでソレをやったのは非常に画期的でした。

YouTubeも真似したい

Bloombergによると、YouTubeも『バンダースナッチ』のようにインタラクティブに楽しめるプログラムを作ろうと、制作チームを結成したのだそうです。彼らはバイラル的にも成功した『バンダースナッチ』に影響を受け、公開の数カ月後に似たようなコンテンツを追い求めるようになったわけです。これにより、YouTubeは更なる視聴数広告収入を目論んでいる……というのは想像に難くないかと思います。

一応これまでにも、似たようにインタラクティヴなコンテンツはいろいろと作られてきたようです。オリジナル・プログラミング部門の国際部長スザンヌ・ダニエルズが声明文の中で、こうコメントしています。

YouTube社は今、多層的でインタラクティブな物語を生み出すための、驚きの最新ツールと機会を手に入れました

そして、かつて社の即興プログラミング部門を率いたベン・レルズ氏が、 YouTube Originalsの技術革新部長に任命されました。米Gizmodoの質問に対し、彼はインタラクティヴ・コンテンツと特番生放送に注力し、スザンヌ・ダニエルズに報告するだろうと返答してくれました。

『バンダースナッチ』が起死回生の起爆剤だった?

ちなみに11月にThe Hollywood Reporterが報じた速報では、当時「Netflixは深刻な予算削減により、翌年から脚本のあるオリジナル作品を縮小化するという情報を入手した」と書いていました。しかしBloombergいわく、「Netflixは毎週のように新作を揃えて行く」と伝えていました。

そもそもNetflixにとって、インタラクティヴ作品がうまくいくかどうかを推し量るため、『バンダースナッチ』は実験的に作るにはカンペキな内容でした。彼らは『ブラック・ミラー』シリーズが根強い人気作なのを知っていたので、それを基に確実な視聴者へ、奇抜な形式の作品を提供したのでした。

そして彼らは『バンダースナッチ』の目を見張る成功を踏まえ、似た形式のコンテンツ制作を押し進めるチャンスを掴んだのです。その一例として、冒険家ベア・グリルスがホストを勤める、インタラクティヴ・シリーズ『You vs. Wild』が配信されています。

同じように成功するか?

Netflixの競合他社が収入と視聴数を伸ばすべく、似た形式の作品を模索しようと動き出すのは納得できることです。

YouTubeは、動画の終わりに類似する動画へのリンクを出すことは以前からやっているので、選択肢を迫る場面で別の動画へのリンクを出すことは容易いと思います。とはいえYouTube Originalsのこれまでの品揃えを見ると、Netflixと同じ成功を得られるかは少々「?」ではありますが……まぁ内容次第でしょうかね。

Source: Bloomberg, YouTube Help, ADWEEK,The Hollywood Reporter, ars TECHNICA, YouTube Originals

    あわせて読みたい

    powered by