スマートホームプラットフォームの正しい選び方

スマートホームプラットフォームの正しい選び方

スマートホーム化...してます?

するつもりもないのに機器が揃って、「あれ?そろそろまとめなきゃダメなんすか?」なとき困るのは、Amazon Alexa、Googleアシスタント(Google Home)、Apple HomeKitの3大プラットフォーム選び!

どれもいろんなメーカーさんの機器を一元管理という、目指すところは同じです。でもどうせなら今あるスマホやタブレット、スマート家電とつなぎたいし…悩みは尽きません。

SamsungのSmartThingsも手堅いプラットフォームなのですけど、音声コマンドは御三家頼みです。それはソニーのMANOMAも同じで、Alexa頼み。ソニーの場合、おそうじや家事のサービスから攻めて日本らしさを出していたりもします。

ベストチョイスは市場や手持ち端末で個人差ありますので、ここでは「ぶっちゃけどこが違うのよ!」「どこが同じなんだ!」という素朴な疑問に絞って比べっこしてみました。

Amazon Alexa: ベストな納得感

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Photo: ヤマダユウス型

導入はとっても簡単。Amazon Echoを買って電源プラグを差し込めば、対応機器との接続はアプリを使ってすぐできます。Echo Plusのほうが連携は気持ちラク(Zigbeeハブ内蔵なので、Zigbee対応機器は直接連携できる)だけど、Echo端末なら基本どれを選んでもOKで、スマートホームの操作は思いのままです。

Alexaでできることはこちら。Alexa対応スマート家電はこちら。テレビとPhilips Hue(ヒュー)の電球だけと思ったら大間違い! 出先からスマホで家電を操作できる遠隔リモコンもあれば、リモコンのない端末のON/OFF操作ができるスマートプラグなどが、TP-Link、LinkJapan、Nature Remo、ラトックシステムなどから諸々出ています。Amazon自身、電子レンジまで製造販売しちゃってますもんね。 …と見てきて今気づいたんですけど、日本だとAmazon純正の売れ筋Ring(99ドル)が米国価格の倍(23,700円)もする並行輸入品だけ! Panasonicのドアベル(11,329円)がベストセラーなんですね。へ~。

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Image: Gizmodo US
Alexaは対応製品が多く、今も増加中。連携もシンプル

対応製品の種類と数で選べばAlexa一択です。競合GoogleのNestまで取り込めちゃうし、この連携は「Works with Nest」プログラムでも引き継がれるみたい。

使いやすさと機能もハイスコアです。スマートホームデバイスが提供する公式アプリでできることすべてが、Alexaからもできるわけではありません。でもAndroidやiOSのAlexaアプリを使うか、Echoのスピーカーに直接言いつける音声コマンドで、だいたいの操作はできます。監視カメラの映像を大画面(Echo Showの画面、Fire TVのスティックを差し込んだテレビ画面など)で確認したり、スマート電球の色や明るさを調整したり、部屋の中にある別々のメーカーの端末をひとつの画面で一元管理したり。毎日のルーティンも登録できるので、「アレクサ、おやすみ」と言えば家の照明がぜんぶ消灯される、といったことも可能です。

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Image: Gizmodo
Alexaアプリで制御できない機能も一部ある

ただ、製品の純正アプリじゃないと操作できない機能も一部残ってます。たとえば、この上の画像はAlexaアプリ上のPhilips Hueの電球の設定画面ですけど、ご覧のようにON/OFFのタイマーセットはできないので、そういうのはHue純正のアプリで設定が必要です。セキュリティシステムNestのモーションアラートも、AlexaアプリやEcho端末ではキャッチできません。なので、連携後、対応製品側のアプリを全部削除していいという感じではないですね。HueのブリッジなどもEcho Plusを使っていない限りは必要になります。

甲乙つけがたいけど、Echoラインと対応家電の品ぞろえでいくと、納得感No.1はAlexaに。

Googleアシスタント(Google Home):ベストな賢さ

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Screenshot: Gizmodo
端末をGoogle Homeアプリと連携後は、Googleアシスタントで制御可能

GoogleアシスタントもAlexaと大体同じで、スマートホーム家電を全部ここにまとめて、AndroidやiOSのGoogle Homeアプリや音声コマンドで操作することができます。

なのでスマートホームプラットフォームとして使うには、Google Homeのアプリをスマホに入れるか、Google Homeスピーカーを用意して、そこに対応製品を連携していきます。Googleアシスタントでできることはこちら、対応スマート家電はこちら。いつの間にやらAlexa並みに増えてますね!

Alexa同様、対応製品の接続は数タップで終了です。連携後はGoogle Homeの画面に対応製品が表示されるので、ここからでも、対応製品のアプリからでも、消灯、ライトの色チェンジ、施錠などの操作が可能になります。

唯一の違いは音声コマンドで、Googleの場合、スピーカーに直接言いつけなくてもいいんです。スマホやChromebookのGoogleアシスタントに言いつけてもOKで、この部分に関してはGoogleが一歩先んじています。

対応製品は部屋別、カテゴリ別に一括操作できるし、複数の操作をまとめたルーティン登録も可能で、何もかもAlexaと同じです。机並べてテスト勉強しているかのように一緒。

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Image: Gizmodo
対応製品の操作はGoogle Homeアプリか音声コマンド

AlexaでNestが使えるように、Google アシスタントでAmazon Ringを使うこともできます。ただ、Alexaの場合Nestの監視カメラ映像をリアルタイムに見ることができるのですが、GoogleアシスタントでAmazon Ringの監視カメラ映像をリアルタイムに確認することはできません(それ以外のステータス確認、モーションアラートON/OFFなどの基本操作はできます)。プライバシーとかの関係なんでしょうかね…。

まーしかし、違いといってもそれぐらいしか思いつかないので、AlexaとGoogleアシスタントに関しては、もはや好みの違いと言ってもいいほどです。ぶっちゃけ、どっちのスマスピ、スマディスが好きか。今のところAI性能ではGoogleですが、どっちも日々賢くなっていて、フィールドも着々と広がっています。

Apple HomeKit:ベストなポテンシャル

Amazon AlexaとGoogleアシスタントの先頭レースを尻目に惰眠をむさぼるApple HomeKit。Appleの目指すところは少し違って、Siriの音声コマンド対応ではあるものの、スマートホーム家電を裏でゴソゴソつなぐイメージです。

その戦略のもと、オートメーションと制御はAlexaやGoogleアシスタントより種類が揃っています。無論、それを使いこなすにはハブ(iPadかHomePodかApple TV)が必要で、それを買わないとiPhoneタップで家電のスイッチを点けたり切ったりするぐらいのことしかできませんけどね。

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Image: Gizmodo US
設定は面倒。でもレイアウトはすっきり

Apple HomeKitが対応するスマート家電はこちら。「近日登場」まで含んでいるので多く見えますけど、GoogleとAmazonに比べると明らかにスカスカで(たとえばドアベル)、Siriの音声コマンド非対応のものなんかも混じってますが、いちおうスマートホームのニーズは全部カバーできるようにはなっています。今年に入ってようやくAppleも、HomeKitとAirPlayをApple製品以外に開放する動きを見せ、Apple TVじゃないApple TVも出てきました。純正品の殻に閉じこもっていても家電制覇は無理だと遅まきながら気づいた様子。これからが楽しみですね。

HomeKitのペアリングは普通にできますけど、AlexaやGoogleアシスタントに比べると独特です。コードをスキャンするか、iPhoneを近づけてやらないとダメなので、WiFi経由で連携できるAlexaやGoogleアシスタントのほうが万人に平等と言えます。UIも少々わかりづらくて、競合ほど直感的には使いこなせません。

しかし、HomeKitの強みは、WiFiだけじゃなくBluetoothにも対応していることで、ネット接続環境がなくてもハブにつなげるんですね。それを考えると完成度は高い。でもいかんせん、Apple製品を買いそろえていない人には参入障壁が高い。なので、ベストなポテンシャル、という中途半端な位置づけになりました。

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Image: Gizmodo US
最低限の調節しかできないけど、オートメーションは◎

そんなHomeKitではありますが、オートメーションは独自路線でがんばっていて、iPhoneの現在位置でも自動制御を登録できるので、家を出ると全室消灯…な~んてな設定もできます。指1本動かすことなく。その点ではAlexa、Googleアシスタントに1本!ですね~はい~。

もうiPadかHomePodかApple TVを持っているならHomeKitはとても魅力的なチョイスです。使いやすさと音声コマンド、品ぞろえで選ぶならAmazonとGoogleが今のところ優位で、Apple製品もってない人は特にそう、というところですね。

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