上場おめでとう、Uber。損失は米株式市場史上でも最悪だね

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  • author Bryan Menegus - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
上場おめでとう、Uber。損失は米株式市場史上でも最悪だね
Image: Spencer Platt/Gettyimages

こんなはずでは…。

ライドシェアのUberの動きといえばそれはもう桁外れに大きく、250億ドル(約2兆7000億円)を資金調達しながら、四半期ごとに恐るべきスピードでそれを失ったのです。そして5月10日(米国時間)、国際的な貿易不安とストライキの中、ニューヨーク証券取引所にてUberは上場を果たしました。さて、その結果は?

圧倒的損失、圧倒的価値減少

フロリダ大学のJay Ritter教授によると、Uberはニューヨーク証券取引所での上場から株価が7.62%も下落。「これまでの米国におけるどのIPOでの初日の損失よりも大きい」そうなんです。

損失率で見ると、Uberのケースは最悪というわけではありません。しかしRitter教授は米Gizmodoに対し、Uberの価値減少は「世界中のIPOの中でもトップ10にはいる」としています。またこの下落は、6億1700万ドル(約680億円)の損失につながったと推定されています。

Uberの時価総額は765億ドル(約8兆4000億円)ですが、わずか1ヶ月前には900億ドルから1200億ドルの間になるとアナリストは予測していたのです。同じくライドシェアのLyftのIPOも失敗に終わりましたが、UberのIPOは今後の出血を食い止めることが期待されていました。しかし実際には、投資家によるIPO初日の水差しを止めることはできなかったのです。

とあるアナリストによれば、Uberは2024年までには黒字化できる可能性があるそうです。しかし現実的に同社が今できることは、従業員を雇用し続け、最終的には実証されていない技術に置き換えることだけだとしています。また前CEOのTravis Kalanick氏は、「Uberが高くつく理由は車両へと支払うだけでなく、運転しているドライバーの分も払うからだ」と2014年に語っています。

現在投資家はおそらく、自分たちが支払っているのは維持不可能な巨大企業であり、お金をただ浪費していることに気づきだしていることでしょう。ユーザーにとっては最高に便利なUberですが、その先行きは不透明なようです。

Source: Rolfe Winkler

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