仕事しているデスクの横にも欲しい。
柔らかいタマタマや、指先でボタンやダイヤルを押すフィジェットなどなど、世の中にはストレス解消グッズというのが星の数ほど存在します。
ですが本当にスッキリするには、もっとフィジカルに、そして時には衝動的に何かを攻撃することが、かなりの解消に繋がるんですよね。
街中に救世主現る
ということで、5月10日から22日まで行われていた「NYC X DESIGN 2019」 では、そんなストレス満載の現代人に束の間の安らぎを与えるべく、街中に公共パンチング・バッグが備え付けられたのでした。
Facebookのいいねに似た拳のアイコンに、ソーシャルな皮肉を感じます。
これはdesignboomが取り挙げた、デザイン事務所donttakethisthewrongwayによるデザイン・プロジェクトです。この事務所はかつて、文鎮どころか漬物石にもなる、岩石でできたハードディスクケースも手掛けた一風変わったテイストのスタジオなんですよね。

街中では、黄色いバッグがとても目立ちます。信号が長くてイラつく人も、自動車のクラクションがうるさいと思う人も、遅刻しそうな人も、いろんな理由でストレスを溜めていることと思います。
子供にもわかるデザイン
designboomいわく、小さい子供ですら、文字を読まずともパンチしていったとのこと。拳の絵と柔らかい素材を見たら誰もが理解する、ユニバーサル・デザインになってしまうんですね。かつてこれほど、人間のメンタルを助けるデザインはあったでしょうか。
Source: vimeo, NYC X DESIGN, donttakethisthewrongway via designboom