銀河がぎっしり…。宇宙の広大さがわかる画像

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • たもり
銀河がぎっしり…。宇宙の広大さがわかる画像
かみのけ座近くの領域である北極銀の赤外線画像。光の点の1つひとつが銀河そのものを表しています。


※この記事は2018年7月24日に公開された記事の再掲載です。

星の数…ではなく、銀河の数。

こちらは欧州宇宙機関(ESA)が先日、公開した画像。ひとつひとつの点がそれぞれ銀河を表しているのです。これを見た後じゃ、宇宙の広大さと比べて地球に生きている自分はなんてちっぽけな存在なんだろうと思ってしまいそう…。

SFシリーズ『銀河ヒッチハイク・ガイド』で言われているように、宇宙は広大です。どれほど「広くて限りなく、気が遠くなるほど大きい」のかが、私たちのオツムではちゃんと理解できないほど、とてつもなく広大なのです。

現に、私たちが属する天の川銀河は直径10万光年ほどとされており、(少なく見積もって)およそ1000億個の恒星が詰め込まれているとか。地球の人口を70億とすると、天の川銀河にある恒星の数は地上に住まう人間のざっと14倍はあるということになります。

ハーシェル赤外線宇宙望遠鏡がとらえた銀河マップ

自分たちが属する銀河系だけでも、そんなにも多くの星々が存在するということを念頭に置いて、ESAが公開した画像をご覧ください。この画像はハーシェル宇宙望遠鏡のスペクトル測光撮像器(SPIRE)が捉えたもので、地球の北半球から見たかみのけ座近くの空域を写しています。この領域は天の川銀河の星間物質からなる密度の高いディスクから遠く離れているため、天文学者らは遮られることなく、はるか遠方まで宇宙を見渡すことができます。

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画像のおよそ8%を拡大したイメージ。
Image: ESA/Herschel/SPIRE; M. W. L. Smith et al 2017

トップ画像は北極銀をとらえており、空の180度ほどの範囲を網羅しています。この領域にはかみのけ座銀河団と呼ばれる銀河団があり、ここから少なくとも1,000以上の光の点が発せられているとのこと。

小さな点はそれぞれ、各銀河の間にあるちり微粒子から発せられる熱なんだとか。この画像にある銀河の多くは太陽系が誕生する前からその光を発しており、数百億年後の現在、私たちがそれを目にしているんです。1つのフィルターを通して撮影されたこのマップはハーシェル赤外線宇宙望遠鏡による大規模観測計画(H-ATLAS)の一環として収集されました。

一説には、宇宙に1兆~2兆の銀河がある

我々がとてもちっぽけな存在なんだと思い知らされる点は置いておいて、このような画像のおかげで天文学者らは、補外法を介して観測可能な宇宙にある銀河の合計数を推測することができるのです。数年前には、宇宙には従来考えられていたものの10から20倍の銀河が存在するという驚くべき認識に達したばかり。

現段階での最も有力な推測は、宇宙には1兆~2兆の銀河があるという説です。ということはつまり、宇宙には7セクスティリオン(10の23乗)ほどの星々がひしめいているということでもあります。

観測可能な宇宙だけでもそれほどの数であって、宇宙の地平線の向こう側ともなれば、我々にとって未知の世界なので実数を知ることはできません。宇宙は気が遠くなるほど広大、要はそういうことです。

Source: ESA, Space.com, Astronomy

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