Googleのアルゴリズムが医師をしのぐ肺がん発見結果を発表

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  • author Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
Googleのアルゴリズムが医師をしのぐ肺がん発見結果を発表
Image: Google

AIで肺がん診断。

医療分野もAIを採り入れて効率化を目指してもらえたら素晴らしいですね。

最近、AIの波にのって、わたしもAI会計を使ってるのですが、それが変な間違いをするんですよね。人間だったら絶対にしないような間違いなんです。それはやはり人間が修正してやらなくてはならないんですね。AIにはトレーニングがつきものなので、修正していくうちにだんだんよくなっていくようなのですが、この仕組みを理解して正しく使いたいですね。

人間の医師を助けるためのAI活用も有効でしょう。しかし、医療、特に深刻ながんの診断には間違いは許されません。米GizmodoのMelanie Ehrenkranzの報告です。


アルゴリズムや人工知能は、おかしなことに人間が絶対に犯さない間違いをするものです。これまでも砂漠をエロ画像と間違えるやら自動翻訳の大失敗による逮捕劇などで、やれやれという場面も少なくありませんでした。でも、AIも進化の一途をたどっており、これからは命を救ってくれるようなナイスなアルゴリズムが大活躍してくれそうですよ。

94.4パーセントの成功率

Google AI(グーグル)の研究者が発表した論文によれば、高い率で深層学習により肺がん画像を識別することに成功したとのこと。その成功率はなんと94.4パーセント。

Nature Medicine誌に掲載されたこの論文、成功率が高いだけじゃなくて、一部のケースでは人間のレントゲン技師の能力をもしのぐ業績をあげているらしいのです。論文によれば、このシステムはアメリカのNational Lung Cancer Screening Trialの6716件の症例でこの成功率を叩き出し、 その他別の1139件の臨床例でも同様の成功率を導いているとのこと、頼もしい限りです。

この論文では事前のスキャン画像がある場合(教師あり)とない場合(教師なし)の2つのシナリオで実験をしています。学習画像がある場合にかんしては、肺がんが含まれる画像、肺がんが含まれない画像、そして最終的にがんの発生につながった結節のトモグラフィー画像の3つで深層学習のアルゴリズムをトレーニングした結果、6人の医師よりもAIのほうが同定率が高かったとしています。データを使ってトレーニングをしなかった場合には機械も人間と同程度の結果を出したとのこと。New York Timesの報告です。

Googleのダニエル・ツェー博士は、New York Timesに「AIに学習させるのも、まるで学校の授業のような感じですよ」と語っています。「深層学習用に大量のデータを使用しました。どんな画像が"がん"なのかを教え込んだのです。また将来的にがん化する画像、がん化はしない画像についても学習させました。ある程度これらを学習させたのちに、今まで見たことのない画像を新たに見せて"テスト"を行なったところ、これが優秀な成績を納めてくれたんです」

慎重に賢く採用を

この結果はアルゴリズム認識の最初の一歩といってよいでしょう。ただし、まだまだすべての医療分野にわたってがんのスクリーニングに使用するのは、ちと時期尚早すぎるようですが。でも、がん画像と見間違えるような画像やがんではない画像を自動的に排除するような工程には使えそうな兆しがあるようです。「たとえば喫煙者の肺がんのスキャン画像を見るとがん化が進みすぎていて、これ以上悪化できないところまできているような症例もありますから」とカリフォルニア州のスクリプス研究所のエリック・トポル博士。間違いなく肺がんである画像をピックアップさせるというような使用方法には有用かもしれません。

Googleなどのテック企業は、コンテンツのモデレーションなどの場面で、すでに大規模なスケールでアルゴリズムでの機械学習をツールとして採り入れています。また、これらの自動化システムはまだまだ欠陥だらけであり、まっとうなコンテンツを排除してしまったり、ひどい場合には暴力的コンテンツや有害コンテンツをちゃんと検知できないばかりにひどいコンテンツを野放しにしてしまうという状況にもなっています。がんの早期発見技術の開発を目指す研究者たちは、総体的な効果を確認せずにAIをやみくもに採用することのリスクについても認識しています。また、継続して規制を敷いていくこと、不正使用やエラーから保護することについての必要性も指摘されています。

「世界の医療機関と連携して、この技術を生産的に臨床現場に採り入れてもらうよう働きかけています。とツェー博士。「先走りすぎてはいけないので、慎重に」

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