複合現実は可能性の獣でした。日本初ハンズオンのHoloLens 2を見てきた #decode19

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  • author ヤマダユウス型
複合現実は可能性の獣でした。日本初ハンズオンのHoloLens 2を見てきた #decode19


仕事の風景が、ガラッと変わるかもしれない。

先日シアトルで開催されたマイクロソフトの開発者会議「Build 2019」。その国内版ともいえるイベント「de:code 2019」が、2019年5月29日(水)から30日(木)にかけて開催されます。場所はザ・プリンスパークタワー東京。

午前中は基調講演ということで、AzureHoloLens、その他もろもろの事例紹介が行われました。HoloLensはトヨタなど企業への導入事例も増えてきて、労働の現場も順調にSFめいてゆくこの頃。基調講演の様子はライブ配信でもチェックできます。

講演の途中で「AIりんな」が歌を披露したんですけど、歌はもう肉声と変わらないですね。あと振り付けの自動生成がすごかった、これはすごかった! モーションデータで人を動かすっていう、モーションキャプチャの逆みたいなやつなんですけど、最近話題のディープフェイクにも似た可能性を感じました。ライブ配信の2:18:00頃です。

お待ちかね、HoloLens 2体験コーナー!

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ではでは、最新テクノロジーやショーケースのタッチ&トライができるEXPOブースへ行ってみましょう。今日一番の目的はコレですからね、待っててね、HoloLens 2ちゃんん!

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予約制でした(ズコーーー)。

はい、どうやらHoloLens 2、まだまだ台数が少ないようで、事前にデモ体験を予約した人のみが体験できるみたい。これが国内での初タッチ&トライですし、致し方なし。でもでも、モノは見ることができましたよ。

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なんとも凝縮された感のあるルックス。VRヘッドセットよりも圧倒感が控えめで、なんだか高級に感じます。スペックまわりは過去記事をば。

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現状のHoloLensは家庭よりもエンタープライズ指向ですが、この実用感というか、SFに振りすぎない現実的なルックスは、確かに企業ツールって感じもしなくはないですね。

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体験ブースでHoloLensの準備をするスタッフさん。複数人が同じ場所にいてもぶつからない(周りが見える)のは、MRならではの利点。何もない空間でオブジェクトを準備するというのも、不思議な感じです。

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明らかに、何かをつかむ動き!

さて、せっかく体験ブースにいるので、実際にHoloLens 2のデモを体験したエンジニアさんたちに感想を聞いてみました。HoloLens 2を体験してみて、どうでした?

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デモの内容はオブジェクトを操作したり、目線や声で何かを操作するといったものでした。着けてみるとけっこう軽くて、メガネをした状態でも装着できましたね。

解像度はとても良くて、3Dのオブジェクトなども粗いさは感じなかったです。MRなので背景が透けるんですけど、透過度の低いオブジェクトに関してはその場にあるような見え方でした。

PCやスマホと違って、ディスプレイの前に張り付いていなくてもどこでも使えるというのがすごく良かったです。操作も視線や声でできますからね。

(アプリ開発者 男性)


装着感が前のモデル(HoloLens)よりも良くなっていました。以前のモデルは前側に傾きがちだったんですが、HoloLens 2はバランスが改善されていて、この10分のデモの間も安定していました。

視野角も横に広くなっていて見やすかったです。とはいえディスプレイが視界の一部に浮いてる感じはぬぐえなくて、飛躍的に体験が変わったという感じではないかなと。ジェスチャーやトラッキング、視線の認識はうまくいってると思います。

(製造業 男性)

ふむふむ、ふむ。自分がディスプレイに合わせるのではなく、ディスプレイをウェアラブルのように運用できれば、できることは一気に増えそうです。MRやARといえば空間を指で操作する魔法のようなルックスが印象的ですが、そうしたジェスチャーの精度もアップしたみたいですね。取材に応じてくださったお二方、ありがとうございました!

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でも、いざこのHoloLensでゲームやエンタメを楽しんでみようとなると、なかなかピンとこないのも事実だったり。そのあたり、複合現実を活かして現実のソリューションに目を向けるのは適任だなとも思います。現実の景色にディスプレイに映すような情報をレイヤーできたらどれだけ便利かは、『電脳コイル』など数々のSF作品が示してますしね。

MRというイロモノさはそのままに、着実に実用度をアップグレードしてきたHoloLens 2。僕としては家庭向けに下りてくるよりも、色んなビジネスシーンにMRが導入されたら面白いなと感じました。町工場のおっちゃんがMRで炎の温度や鉄の状態を見ながら職人作業してたらカッコよくないですか?

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教育現場に『マインクラフト』が導入される世の中だもの、そんなハイテク町工場もきっとあり得るよね。

Source: de:code 2019, Twitter

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