これがロックン・ロールとカメラの融合。
『自由への疾走』が爆発的ヒットを飛ばした、ロック歌手レニー・クラヴィッツ。彼の創造力は音楽だけに留まらず、インテリアの会社も持っていたり、写真撮影もこなすのだそうです。
実は若い頃からLeica(ライカ)の愛用者だという彼が、今回で2度目のコラボとなる「ライカMモノクローム "Drifter" by Kravitz Design」を手掛けました。ヴィーガン・レザーと呼ばれる合皮のニシキヘビ柄と、特殊な茶色で塗られたボディーが目を引き、「ロックン・ロールとカメラが融合すると、こうなるのか……」と妙に納得させられるデザインとなっています。
designboomより、クラヴィッツがカメラについて語り、作品も見られるプロモ映像をご覧ください。
レニー・クラヴィッツとライカの関係
ライカの特設サイトによりますと、ベトナム戦争の報道に携わったという父親から、21歳のときにお下がりライカを貰ったクラヴィッツ。2015年にライカと手を組み、かつて父が持ち帰った、使い込まれた風合いを再現した「Leica M-P “CORRESPONDENT”」というコラボレーション・モデルを監修したことがあったとのこと。そして今回が、完全なるレニー・クラヴィッツ・モデルということなのです。
またdesignboomによりますと、このカメラのホットシュー、サムホイール、シャッターおよびソフトリリースボタンは、未処理の真鍮から作られているそうです。使い込むほどに、ヴィンテージな外観に育っていくというのがまたシブいですよね。

希少な上に財布にキビしい
常にモノクロで撮影するというクラヴィッツ。このカメラを手に入れた暁には、ちょっとマネして都会の喧騒などを写真におさめてみたいものですが……このモデルは世界で限定125台のみの生産なのだそうです。セット内容は「ライカ ズミクロン M f2/28mm ASPH.」と「ライカ アポ・ズミクロン M f2/75mm ASPH.」の2本の大口径レンズ、そしてそれぞれにレンズ用ポーチとケース、さらには全てをしまって旅に出られる専用トラベル・バッグが付属して20,500ポンド(約284万円)とロックなお値段となっています。
ベースになっているのは「ライカ M モノクローム (Typ 246)」なので、腕に自身があればDIYでヘビ柄を貼るなどは出来るかと思います。ですがそれですら、100万超のお値段なんですよねぇ。ロックン・ロールへの道は、お金がかかりますね(溜息)
Source: YouTube, Leica via designboom