偽造iPhoneを密売した男、罪を認める。狙いはAppleの正規保証を使って純正品に交換すること

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  • author Catie Keck - Gizmodo US
  • [原文]
  • 中川真知子
偽造iPhoneを密売した男、罪を認める。狙いはAppleの正規保証を使って純正品に交換すること
Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

記録残るのに…。

オレゴン州に住む中国国籍の元エンジニアリング専攻の学生が、約1,500台のiPhoneをApple(Apple)からだまし取ったそうです。

裁判所の記録によると、米国税関国境保護局は2017年に犯人のQuan Jiang容疑者と偽造iPhoneの関連を調査し始めたそうです。捜査当局によると、Jiang容疑者は、中国から定期的に動作しないiPhoneを20-30台ほど受け取り、電源が入らないと主張して、Appleの正規保証を不正利用して正規のiPhoneと交換していたと、去年12月に話したとのこと。

Jiang容疑者は、偽物のiPhoneと本物のiPhoneを直接またはオンラインで交換した後、手に入れた本物のiPhoneを中国に送っていたそうです。iPhoneは中国内で数百ドルで販売され、Jiang容疑者は売り上げの一部を報酬として受け取っていました。報酬は中国に住むJiang容疑者の母親に渡され、Jiang容疑者の口座に入金する流れになっていたとのことです。

Jiang容疑者はいくつもの偽名を使い、友人や家族の名前も利用して一連の犯罪を行なっていました。Appleの記録によると、Jiang容疑者は、名前、住所、メールアドレス、IPアドレスのいずれかが3,069件の補償請求にリンクされており、そのうち1,576件のクレームが却下され、1,493台の代替えiPhoneを手に入れていたとのこと。Appleは機種の代替えに600ドル(約6万6000円)の価格を付けているので、結果的に90万ドル(約9800万円)近い損害額が出たことになります。

「偽造は通商を弱体化させ、必然的に何百万にもの消費者が使う商品価格の上昇につながります。」とオレゴン地区のBilly J. Williams連邦検事は話しています。

米GizmodoはAppleにコメントを求めていますが、まだ返事はもらえていません。Jiang容疑者は最高で10年の禁固刑と200万ドル(2億1800万円)の罰金、もしくは額の大きさによっては、手にした売り上げの2倍を支払うことになる上に、司法取引の一環としてAppleに20万ドル(約2180万円)の損害賠償を支払わなくてはならないとのこと。判決は8月下旬を予定しているそうです。

Jiang容疑者は捕まりましたが、彼はあくまで末端でしかありません。問題を根本解決するなら、中国で偽造iPhoneを作ったり数百ドルで取引している人たちを捕まえる必要があるでしょう。

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