「審判の日」のあとの時代にようこそ。
映画『ターミネーター』シリーズ6作目にして、『ターミネーター2』の正当な続編と称される『ターミネーター:ニュー・フェイト(原題:Terminator: Dark Fate)』がやってきます。
リンダ・ハミルトン扮する、肝っ玉母ちゃんサラ・コナーが28年ぶりに復帰するとのことで、往年のファンには特に! 期待が高まる作品になりそうです。
帰ってきたジェームズ・キャメロン
骨格と液体金属のハイブリッド型が新たな敵のようですね。監督は『デッドプール』と、NetflixでSFオムニバス『ラブ、デス&ロボット』の監督・製作総指揮を勤めたティム・ミラーで、プロデューサーは3作目と4作目に不参加だったジェームズ・キャメロンが帰ってきました。
『T2』以後の物語
本作は3、4と5作目にあたる『新起動/ジェニシス 』が、あたかも存在しなかったかのような扱いで1と2作目の続編として描かれます。
このシリーズは時空改変モノな上に、過去3作を無視するとあって、全部を見ているとややこしくなってしまうかもしれません。まーでもサラ・コナーがバズーカをブっ放してくれれば全部オッケーって感じですけども。
映像からわかること
このティーザー・トレイラーは、3月30日から4月2日まで開催された「シネマコン 2019」で公開されたものとほぼ同じだそうで、ガブリエル・ルナ扮する新型Rev-9が自分のコピーを生み出して暴れる姿が印象的です。
そしてどういう経緯なのか、ナタリア・レイズ扮するダニ・ラモスが、別の女性ターミネーターでマッケンジー・デイヴィス扮するグレイスに護ってもらっています。過去の例にならうと、ダニがジョン・コナーで、グレイスがシュワルツネッガーのT-800みたいな関係なんですね。サラはダニのことを「私は彼女だった」と過去の自分に重ねているようです。それにこの戦いに勝つのは、ダニを生かすことというセリフもありました。かつてはジョンを生かすことが勝利の鍵だったのですが、ダニは何者なのでしょうか?
T-800も老いた姿で現れていますが……『T2』で溶鉱炉に沈んだT-800がどうして登場できるのでしょうか?
ほかにも気になる点がいくつも
それにリンダ・ハミルトンがまたサラ・コナーを演じるのは、ファンにとって最高の朗報ではあるものの……「審判の日」を止めたはずの時代に、どうして新たな刺客がやって来たのか、そしてどうしてサラがそれを知っていたかのように、銃火器を持って来たのかも超気になりますね。
それにこのティーザーだけではわからないだけに、息子のジョンの行方や、スカイネットがまだ機能しているのか? それにダニがなぜグレイスに護られているのか? いくつもの謎も残してくれました。ついでに映画的にも、『ニュー・フェイト』が4作目と5作目で成し得なかったリブートとして成立するのかも、気になるところです。
『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、北米で11月1日公開です。続報に期待しましょう!