開発中のスケッチ&ペイントアプリの正式名称は「Adobe Fresco」に

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  • author 岡本玄介
開発中のスケッチ&ペイントアプリの正式名称は「Adobe Fresco」に
Image: Adobe Creative Cloud/YouTube

伝統のフレスコ画技法が由来です。

クリエイターの皆さん、デジタルでイラストや絵画を制作するときって、何のソフトを使っていますか? IllustratorPhotoshopは王道ですが、人によってはそのちょうど真ん中くらいで、さらに直感的に描画ができたらなぁ…なんて思っている人も少ないかと思います。

「Adobe Fresco」登場

6月16日にAdobeから、これまで「Project Gemini」というコードネームで開発が進行していたアプリが、「Adobe Fresco」(アドビ フレスコ)という名で正式に発表されました。

Adobe Frescoは、鉛筆によるデッサンやイラレのようなカッチリとした線描も、フォトショのようなジワっとした塗りもこなせる、アートな人たちに嬉しいアプリとなります。

Video: Adobe Creative Cloud/YouTube

利用環境として想定されているのはApple iPad、アイディアが降って湧いた瞬間いつでもどこでも、ササっと浮かんだものが描けます。

自然界の法則を再現

Adobe Blogいわく、このアプリ名は漆喰が乾かぬうちに一気に描くことが要求される、伝統のフレスコ画技法に大きくインスパイアーされたと説明されています。なので自然界の法則を再現することにかなりこだわったようです。

アドビのサイエンティストは、コバルトや黄土など現実世界に一般的に存在する顔料の化学作用を研究しました。水彩絵の具が厚手のコットン紙に吸収される原理、あるいは厚く盛られた油絵の具が絵画に立体感をもたらす仕組みに着目したのです。

なるほど、デジタルでありながらもアナログの描き/塗り心地を追求したのですね。参考作品にはこんなのがありますが…完全にアナログにしか見えません。

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Image: “Turtle” by Paul Trani via Adobe Blog

デジタルならではの便利さもたくさん

「Adobe Fresco」では、人工知能Adobe Senseiが活躍します。そして水彩画の滲み方や、油絵の具のゴッホみたいなグニャっとした混ざり方やモリっとしたテキスチャーも、塗りながらリアルタイムで再現されていくとのこと。レイヤーも分けられ、マスク、選択も使えるだけでなく、Photoshopからブラシもそのまま流用可能。ついでにPDF保存をすれば、Illustratorで編集も出来るというのは嬉しいですよね。

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Image: “Sunflower” by David Every via Adobe Blog

「Adobe Fresco」は無料で使える予定とのことですが、正式リリース前でも、リリース前バージョンのテストプログラムに追加されればお試しができるとのこと。プロもアマも、お絵描き好きの方々はぜひ!

Source: YouTube via Adobe Blog, ADOBE CREATIVE CLOUD

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