ハッピーバースデイBing。いつの間にか10歳になりました

  • author Bryan Menegus - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
ハッピーバースデイBing。いつの間にか10歳になりました
Image: Bing

いまいち影の薄いあいつが10歳になりました。

使うたびにいろいろな特典への交換可能なポイントを与えることで、文字通り人々に袖の下を握らせてまで使わせようとする、Microsoftの検索エンジンBing。ですが今でも! いまだに4.5%程度しか市場でシェアを拡大できないまま10年が経ちました。

ということで、誰もが憶えていないと思いますが……Bingは10歳のお誕生日を迎えることとなりました。

Bingの関連性は非常に高く、ふたつのニッチな技術系ブログを除くみんなが、世界中でもっとも価値のある企業のひとつが10年間検索エンジンを所有・運営してきたことを記念する記事を準備しているのだそうです。ですがどうしてそうなったのか、Bingは立ち上げてからそう長くかからずとも、真似っ子しているかのような目で見られてきました。そして市場を牽引するGoogleのパクりだと責められるようになったのです。

似させないように頑張っている感

今まで気付きませんでしたが、BingのホームページはGoogleの空白だらけのデザインからかなり離れています。Bingはいつも鮮やかな画面が「今日の画像」として背景になり、最新ニュースがいくつも並び、英語版では下の方に、「エベレスト山頂初の到達は1953年」など、歴史上同じ日に起こった出来事を表す4つのボックスが配置されています。

これらすべてが、「インターネットへようこそ。あなたはここにいる! それって興奮しない!? 」と叫んでいるようで、AOL2.0っぽい熱量を発しているようですが、そのはっちゃけ具合が、我々が今耐え忍んでいるソーシャル・メディアの全展望監視システムなんてお構いなしって感じです。

見出しと画像がチグハグなニュース一覧

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Image: Bing

さきほども書きましたが、Bingは最新ニュースも集めていただなんて、ご存知でした? でもそれらの見出しは機械的にまとめているだけって印象で、時としてその結果、見出しと合致していない画像の組み合わせが見られることもしばしば。

たとえば“黒人カップルに銃が突き付けられる”の見出しには白人のお婆さんの画像が、そして“子供の親権を失う”は命令形の“失え”とも読み取れ、画像には見知らぬ有名人らしきカップルが微笑んでいます。

それらはもちろんBingによる検索以外、どれもがどの記事をも指し示しておらず、世界で何が起こっているかを知るための時間短縮に……一役も買っていないのです。

Googleの対抗馬になりたかった

当時のCEOスティーヴ・バルマーは、2009年のBing立ち上げ時、あえて“Google”という単語を避けつつこう話していました。

私がPCでの競争を歓迎すると言ったように、検索市場のリーダーだって検索での競争を歓迎すると言っているに違いないでしょう。そして我々もいくらか提供するつもりでいますよ

でも実際のウェブサイトを見てみてください。そこには「お楽しみとゲーム」なんていう欄が儲けられ、15のヒントがあるクロスワードや、地理クイズがあるんです。そんなものを賃金の対価に作っている人たちがいるのでしょうか? 誰かそこをクリックしたことありますか?

それを踏まえると、Googleが検索市場で不健全な支配力を持っていることに疑いがなくなってきます。なのにまだMicrosoftはBingが検索市場で競争していると思っているだなんて想像も出来ません。そして改めていっておきますと、Microsoftはポイントという形でお金を払って人々にBingを利用させようとしているのです。

かつては、Bingのホームページにおトゥイントゥインが隠れていたなんてこともあったBing。色々踏まえると、何だかそれも起こるべくして起こった出来事のような気がしてなりません。

Source: Microsoft, NET MARKETSHARE, YouTube

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