もしや生命の痕跡…? 火星地表でメタン濃度上昇を検知

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  • author Tom Mckay - Gizmodo US
  • 塚本直樹
もしや生命の痕跡…? 火星地表でメタン濃度上昇を検知
Imag: Teriff / Shutterstock.com

早く見てみたい、火星人。

NASAによると、火星探査車のキュリオシティが先週水曜日に「驚くほどの量のメタンを大気中にて観測した」そうです。New York Timesの報道によれば、これは火星の生命の痕跡である可能性があるんですって。

なぜメタンの検出が大ニュースなのかというと、通常これは太陽光と化学反応によって数世紀以内に分解されてしまうからです。つまり、このメタンは最近生成された、ということになりますね。現在考えられている説としては、酸素なしで活動するメタン生成菌が地中で、副産物としてメタンを生成した可能性があります。

なお水曜日に観測された数値は、数ヶ月続いた2013年の急上昇の3倍以上です。キュリオシティは2012年の着陸後にはなにも観測しなかったのですが、その年には10億分の7個(7ppb)のメタンを観測。そして最新観測では、21ppbでした。

ただ注意したいのは、これが単に深い地中から漏れ出しているメタンのポケットを観測しただけである可能性もあることです。2004年に火星地表でメタンが観測された時には、これが水と熱による地熱反応によって生成された可能性を科学者は報告しており、原因を断定することはできません(その後の研究により、火星は以前考えられていた程には地質学的に不活性ではないことが予測されています)。

以下は、NYTの引用です。

キュリオシティの研究者は既存の装置を使って、さらに微量のメタンを検知できる技術を開発した。このガスの濃度は、火星の季節によって上下するようだ。火星探査機「マーズ・エクスプレス」の過去のデータを分析した結果、キュリオシティが2013年に発見したデータが追認された。キュリオシティがメタン濃度の上昇を報告した翌日、同じ場所を通過したマーズ・エクスプレスも同じ現象を観測したのだ。


一方で、2016年に打ち上げられたより感度の高い機器を搭載したヨーロッパの「トレース・ガス・オービタ」は、昨年の科学観測ではメタンを全く検知していない。

火星探査機マーズ・エクスプレスのメタン測定を担当しているイタリアの天文物理学研究所のMarco Giuranna氏は、マーズ・エクスプレスやキュリオシティ、トレース・ガス・オービタの科学者がこの発見を議論しているが「大量のデータを処理する必要がある」と伝えています。

なおNYTによれば、現在キュリオシティは科学観測をやめてメタン検知に関する調査を継続しており、さらなる続報が届けられるそうです。

New York Times

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