これで憧れの美肌になれる?
乾燥、べたつき、吹き出物など、人によって異なるお肌の悩み。いろいろ試したけど、一向に良くならない…とお嘆きの方も多いのではないでしょうか。
IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)にて、これまでとまったく異なる手法でお肌にアプローチするベンチャー企業が紹介されていました。その秘密は「細菌」とのことなんですが…。
肌には2000種類の細菌。「美肌」に共通する特徴とは…?
インタビューに登場していたのは、株式会社ラボ・リアンテ代表取締役の藤本舞さん。東京大学大学院在学中に、たった1人で起業したという才女です。
元々は、がんのゲノム解析が専門だった藤本さん。実はご自身も市販の化粧品による肌荒れに悩まされていたそうで、「もしかしたら肌荒れには、化粧品以外の要因があるのでは?」と思いたち、肌の細菌を調べたのがきっかけだったとか。
そんな藤本さんが取り組んでいるのが、肌の環境DNAをチェックする「はだしらべ」というキットの開発。頬やおでこから採取した肌細菌を分析し、肌に棲む細菌をレポートしてくれるサービスだそう。
何でも、肌には2000種類もの細菌が存在し、内臓などと同様「善玉菌」と「悪玉菌」がいるそうなんですが、善玉菌が多ければいいわけではなく、いろいろな菌が均等に検出される方が健康的で肌状態が良いんですって。

重要な化粧品の選び方と食生活。細菌を整える美容液も完成済み
化粧水や乳液といったこれまでの常識をひっくり返し、新しいアプローチで肌のトラブルに立ち向かう藤本さん。まだまだ研究中と前置きしつつ、肌と化粧品、そして細菌の関係について以下のように語っていますよ。
例えば、ある化粧品成分は悪玉菌の餌になってしまい、悪玉菌を増やしてしまう可能性があります。また、殺菌作用の高い成分が含まれた化粧品を使用すると、悪玉菌も除去できるけれど、同時に善玉菌はじめ他の菌も殺してしまい、肌のバランスを崩してしまいます。また重ね塗りのしすぎは肌への負担や摩擦を増やし悪影響を与えることもあります。
藤本さんは食生活にも言及し、「これを食べると肌に良いというより、何でもバランス良く食べることが大切」と語っています。
現在のところ、「はだしらべ」の利用は病院やエステサロン経由からのみとなっているそうですが、将来的には個人での利用も実現したいと語る藤本さん。お肌のトラブルに悩む方は多いですから、期待大ですね。
他にも、集まったデータを元に開発した細菌のバランスを整える美容液や、起業を目指す人へのアドバイスなど、内容盛りだくさんのロングインタビューは、Mugendai(無限大)よりぜひ続きをお楽しみください。
Source: Mugendai(無限大)