キャッシュレスコンビニ「Amazon Go」で現金で買い物したら担当者に申し訳ない気持ちになった

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キャッシュレスコンビニ「Amazon Go」で現金で買い物したら担当者に申し訳ない気持ちになった
Photo: Bryan Menegus/Gizmodo US

お互いのためにならない。

キャッシュレスコンビニであえて現金を使って買い物をしようとしたら…? 米Gizmodo編集部員Bryan Menegusによる、気まずい思いをした体験記をどうぞ。


近くに開店したので…

陽気な男性店員が「Amazon Goへようこそ」と声をかけ、オンライン小売り大手の自動化されたコンビニでは2通りの方法で買い物ができると説明してくれました。どちらもアプリをダウンロードする必要とのこと。そこで私が「現金で支払うつもりです」と答えたもんだから、奇妙なことになったんです…。

2016年に発表されたAmazon(アマゾン)のレジなし食料雑貨店「Amazon Go」は、発表されて以来アメリカ全土で開店しています。今朝の6時、Amazonはマンハッタンのミッドタウンにできた13店舗目のAmazon Goのグランド・オープンを祝いました。そういうわけで、空腹と好奇心を感じながら、私は「世界最先端のお買い物テクノロジー」を自分の目で確かめて昔ながらの方法で昼食を買うべく、パーク・アベニューに向かったんです。

パブロとラヒムに対応してもらう

陽気な店員の名前は名札によれば「パブロ」で、彼は襟についた無線のマイクに向かって「現金利用のお客様です」とつぶやいたのですが、そのせいで急にとんでもなく間違ったことをしたような気になりました。ご存知のようにAmazon Goの売り文句は、完全に自動化されていること。ハイテクなモニタリング技術のおかげで、利用客は店員と接せずに欲しいものを手に取って購入した分を請求されるわけです。キャッシュレス店舗への増えつつある批判(現地の法律によって強化されている)は、こういった事業が貧困層と銀行口座を持たない人たちを差別すると主張しています。この争いを避けるため、Amazonは現金での支払いに対応すると主張するも、そのやり方については進んで教えてくれませんでした。どうやら、それにはもっともな理由があったようです。

無線で何度か応援を求めて数分が経った後、パブロさんは1700平方フィートの店舗の向こう端を指さしました。「あそこにスタンドが置かれて、ラヒムという店員がお手伝いします」と言い、彼のスマホでもって、プラスチック製の改札機の向こうへと私を通してくれました。確かに午前11時はお昼の混雑時というわけではないので、Amazon Goの店員たちはヒマだったかもしれませんが、この小さな店でまともなサンドイッチのようなものとプロテインバーはないかと探してる間、めちゃくちゃ見られてるように感じました。

仮設レジを展開するラヒムさん

ここに常温の炭酸水を買いに来る人なんているのだろうかと考えていたところ、ある店員には「現金で支払われるお客様ですね」と言われ、また別の店員には約6メートル先を指さしながら「選び終えたら、あそこに戻ってください」と教えてもらいました。あの小さな店舗にラヒムという名の男性を隠せる場所なんてあまりないだろうに、手を差し伸べてくれたのはありがたかったです。最終的には、Amazonブランドのバッファローチキンのラップサンドとアイスコーヒーのボトルを買うことに。

その後、真ん中の通路の端を背にして車輪のついた小さなテーブルとともにラヒムさんが現れました。店の入り口から見えないのは偶然かもしれませんが、そのテーブルが常設でないことは明らかで、私が去った後は奥へと戻されるとみて間違いなさそうです。ラヒムさんはハンドスキャナー(見た目からしてClover Flex)を取ってくるために一瞬消えて45秒もしないうちに、別の店員に呼ばれて私の視界から消えました。

めちゃくちゃ申し訳ないです、ラヒムさん。

普通のコンビニより時間と精神を磨耗する

彼が戻ってきて、私は面倒なことに巻き込んだことを詫びました。「現金を使う客は私が初めて?」と聞くと、この厄介事を引き起こした8ドル分の食料をスキャンしながら、彼は「どうしてわかったんですか?」と返しました。ラヒムさんは20ドル支払われたと打ち込み、スキャナーにはお釣りの金額が表示されました。彼は標準的な現金箱を隠しているスタンドの内側に手を伸ばしました。「お客様のサンドイッチに触れたくないので」と言って、包装されている食べ物を派手なオレンジ色のAmazon Goブランドのトートに入れるように指示してきました。彼は再利用可能だと誇らしげに言いましたが、私は再利用するつもりはありません。

身をもって証明したとおり、Amazon Goは現金支払いも受け付けます。ですが、店員にその旨を伝えて、普通のコンビニでの買い物の倍の時間を待っても平気で、店内にいる間はずっと追われることに嫌な気分にならず、店員を面倒なことに巻き込む気でいるなら…の話です。

結局、プロテインバーを見つけられずじまい。ラップサンドを食べ終わった後、すぐに胃がムカムカし始めました。なんだかラヒムさんに対して申し訳ない気持ちになったのでした。

Source: Clover Flex

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