これもうサノスが2人入ってるようなものだ。ハイレゾDAP「SP 2000」で耳がエンドゲームした

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  • author ヤマダユウス型
これもうサノスが2人入ってるようなものだ。ハイレゾDAP「SP 2000」で耳がエンドゲームした
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最強すぎて最強すぎた。

Astell&Kern(アステルアンドケルン)からとんでもないオブとんでもないDAP(デジタルオーディオプレーヤー)が発表されました。評価の高い同社のハイエンドDAP「A&Ultima SP1000」の進化機となる「A&Ultima SP2000」です。

この「SP2000」の何がすごいかって、旭化成エレクトロニクスの最新DAC(音の情報をデジタルからアナログに変換する心臓部)である「VERITA AK4499EQ(AK4499)」を2つも使っているところ。AK4499は昨年末に発表されたばかりのDACで、AK4499を使った世界初の製品がこの「SP2000」なんです。「SP1000」では1世代前の「AK4497」が使われていました。

AK4499ってどこがすごいの!

じゃあ、DACがAK4497からAK4499になったことで何がパワーアップしたのか、ざっくり見ていきましょう。発表会でもここにスポットが当てられていました。

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まず回路そのものがデカくなりました(64ピン→128ピン)、それから消費電力が倍、2チャンネルから4チャンネルに、THD+N(全高調波歪、信号の歪み)が-116dbから-124dbに。そしてオーディオ製品において重要なスペックであるS/N比は134dbと、DAPとしてはトップクラスの値! それを2個も並べちゃってるのだから、いうなればGNドライブ2機積みみたいなものですよ。

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回路は新設計。バランス出力とアンバランス出力を個別に取り出せるようになりました。

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「SP1000」との比較。バランス6Vrmsという高出力っぷり。

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これまで旭化成エレクトロニクスは電圧出力タイプのDACを手がけてきました。が、今回のAK4499は同社初となる電流出力DACということでも注目を集めています。Astell&KernはAK4499を製品に用いた最初の企業で、AK4499のテスト段階から協力していたそうですよ。

極限を突き詰めたそのサウンド、まさにインフィニティ

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再生できるサンプリングレートは、768kHz/32bitとDSD512(22.4MHz/1bit)。PCM768/DSD512をネイティブ再生できるDAPは、これまではLotto JPの「Paw GOLD TOUCH」くらいでした。

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というわけで、試聴機にて11.2MHzのDSD音源を拝聴。なぜか「金田のテーマ」がありましたが、ここまで精緻でダイナミックなラッセーラは初めて聞きました。なんせ深い、音が深い。鼓膜が「なにこの豊かなダイナミクスはー!」ってびっくりしてます。

発表会場では「SP2000」→プリアンプ→パッシブスピーカーとつないでホームオーディオ的な聞き方もしたんですけど、手のひらサイズのガジェットから出てる音とは思えないったら思えないほど臨場感がありました。もうホームオーディオになっちゃう、このDAP

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手のひらサイズなれど、重さは約430g。ズシっと来ますが、だからこそ出音にも信頼が置けるというもの。

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上面と底面。底面には充電に使うType-C端子と、最大512GBのmicroSDカード端子があります。内蔵ストレージは512GBなので、合計で最大容量は1TB。

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こちらは色違いのStainless Steel。さきほどのは銅色のモデルはCopperです。鉄っぽいのも銅っぽいのもかっこよき。

フラッグシップを張るに相応しい、極限のガジェット

「SP2000」は、車で例えるならV8エンジンを2機ぶちこんだような、カメラで例えるなら最新画像処理エンジンを2つ搭載したような、なんかもうゴジラが2体入ってるような、そんなド級のフラッグシップオーラを醸し出すモデル。今の時代に作れる最高のDAPであることに違いはありません。

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ハイレゾ目線を強めつつもデュアルバンドWi-Fiに対応し、SpotifyやAmazon Musicなどにも対応。Android OSベースの恩恵ですね。オフライン保存もできるので、ピュアいハイレゾ音源も手軽なストリーミングも、同じ端末で楽しんじゃいましょ。

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「SP2000」の価格は、税込み47万9980円を予定しており、Stainless Steelモデルは7月、Copperモデルは8月発売予定です。今、最強のDAPがここにある。

イヤホンと専用アンプも新発売

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あわせて、Astell&KernとドイツのヘッドフォンメーカーbeyerdynamicのコラボIEM「AK T9iE」と、前モデル「SP1000」専用のヘッドホンアンプ「SP1000 AMP」も登場しました。専用アンプはこれすごい良いなーと思って。

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こんな風に、スマホのバッテリー内蔵ケースのように端子に刺して一体化させるんですよ。ポタアンとDAPを個別にすることなく出力を上げられるの、便利じゃないですか? バランス出力で10Vrmsも出るし、連続再生時間も9時間プラスされます。「SP1000」ユーザーであれば、もう他のポタアンを選ぶ必要もなくなっちゃう?

クールなIEM(インナーイヤーモニター)「AK T9iE」はオープン価格で今夏発売予定、パワフル追加武装「SP1000 AMP」は税込み10万9980円で7月発売予定。持ち歩けるオーディオのレベルがどんどん上がっていきますね〜、すごすご。

Source: Astell&Kern,

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