遠い未来、みんなはキアヌになる。
『ジョン・ウィック』シリーズ、『トイ・ストーリー4』、『Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)』、『いつかはマイ・ベイビー』など、現在ちょっとしたキアヌブーム復活の兆しが見えています。キアヌと言えば、名作「マトリックス」シリーズだけでなく、頻繁にディストピアSF映画に出演していますよね。いろいろな意味でそんな未来に近づきつつある今、将来私たちはどの映画のキアヌになるのか、米GizmodoのHudson Hongo氏がタイプ分けしてくれました。
SF映画をたくさん見て分かったのは、ぼくたちはみんな、いずれキアヌ・リーブスになるということです。
ぼくたちを待ち受けるのはハッカー・イルカか、それとも電池として使われるためにクリスマスの電飾のように並べられた人間たちかは分かりません。しかしハリウッドによると、未来の僕たちはキアヌ・チャールズ・リーブス氏のような見た目で、彼のように話し、行動するらしいです。そこで湧き上がる疑問は一つ、「みんながキアヌのようになるなら、それぞれどのバージョンのサイバーパンク・キアヌになるのか?」ということです。
以下が考慮できる可能性です。
1. 記憶屋、JM・キアヌ
ハッカー、密輸、ホワイトカラー犯罪の要素を併せ持った、『JM』のサイバネティック・キアヌは魅力的な可能性です。頭脳を巨大企業のためのスニーカーネットとして使う、脳に埋め込まれた装置に情報を記録した運び屋というのは孤独な存在かもしれませんが、一度聴くと頭から離れない企業のジングルって似たようなものですよね? それに、ぼくたちと同じで彼はオンラインが欲しいだけなんです。
強み:すべての中でベストな髪型
弱点:5,000円で買えるSDカード以下の脳内メモリ
オッズ:3対1
2. 会社のドローン、マトリックス・キアヌ
ぼくたちは、自分自身でもうっすらとしか理解できない邪悪な存在のための無名のドローンでしかない…というのはこの中でも一番悲観的な未来かもしれません。映画の中だけでよかったですね! でも、オープンコンセプトのオフィスで働いている人やルームメイトと暮らしている人にとっては、オフィスのキュービクルやスライムいっぱいの子宮ポッドのプライバシーはありがたいかも。
強み:カンフーを知っている(知る能力はある)
弱点:叫びたくても口がないかも
オッズ:1対1
3. 自分自身を監視、スキャナー・ダークリー・キアヌ
不確かな信頼関係と、それより不確かな現実に絡め取られたスキャナー・ダークリー・キアヌは深刻な問題を抱えています。とはいえ、何人か友達(という名の監視対象)はいるので、ディストピア・キアヌの中では一番孤独感がないかもしれません。これがあなたにとって納得できる未来かどうかを決めるのは、たった一つの質問です。
「お前、サツじゃないよな?」
強み:クスリを貰うツテはバッチリ
弱点:どちらかというとビル&テッド風味
オッズ:7対1
4. サイバーダンディー・2077キアヌ
厳密にいえば主役ではありませんが、サイバーパンクSFへの出演というと、このゲームでの登場がいちばん最近のものになります。金属製の腕を持っているということは、何らかの減税を得られるかもしれません。すべてを考慮した結果、一番望ましいのはこのキアヌだと思います。
強み:肉体的、精神的、感情的に完全な安心感
弱点:不明
オッズ:7対1、でも夢みるのは自由ですよね?