6月4日2時(日本時間)から始まった、AppleのWWDC 2019のキーノートをリアルタイムで翻訳しました。
出たもの要約(発表順)
tvOS 13
・マルチアカウントログインに対応
・Xbox One/PS4のコントローラーに対応
watchOS 6
・月経周期アプリ「Cycle Tracking」
・App Storeに単独でアクセス可能
・ウォッチフェイスのデザインが増える
・ボイスメモ、電卓アプリが追加
・Streaming Audio APIが公開
iOS 13
・ダークモード対応
・ソーシャルログインの「Sign in with Apple」登場
・Face IDのロック解除が速く
・VSCOのような細かな写真編集ができるように
・マップアプリがより詳細に(米国)
・ARKit 3
・フェイスIDのロック解除が速く
iPadOS
・iPad専用のiOS
・デスクトップ版と同じように機能するSafari
・スプリットビューの強化。同じアプリの分割表示ができるように
・USBメモリやSDカードの中をファイルアプリからプレビュー可能
macOS 10.15
・OSネームは「Catalina」になりました。
・iPadをサブディスプレイ化できる「Sidecar」
・iPadアプリのソースコードからmacOSアプリをビルドできる「Project Catalyst」
Mac Pro
・最大28コアのXeonプロセッサ搭載
・最大1.5TBのメモリを搭載可能
・Radeon Vega Pro IIグラフィックスを最大2つ搭載可能
・5,999ドル(約65万円)から
・今年秋に発売
・別名「おろし金」とも言われる
Pro Display XDR
・Apple純正の新しいモニター
・32インチ、6K Retinaディスプレイ
・明るさは1,000ニット
・コントラスト比1,000,000:1
・P3色域対応
・蓮コラっぽさもある
上から下へ時系列順です。

ストリーミングは、招待状のイラストアニメーションからのスタートです。

午前2時(日本)さぁ、いよいよ会場の映像へきりかわるはず!

会場では、ステージスクリーンでの動画からスタート。

世界中のいろいろな開発者でしょうか。夜遅く働く様子の動画です。途中、子どもがおきたり、夜食たべたり、煮詰まって顔をはたいたりしつつ、プロジェクトに取り組むデベロッパのみなさん。

出来上がったときの笑顔から、満足感が伺えます。動画終わりのキャプションは、「世界が寝ている間、開発者は夢みてる」。

ティム・クックCEOがステージに登場。上から下まで黒のアウトフィット。拍手で迎えられます。まずは、ようこそWWDCの挨拶から。

今年は、史上最大(最高人数)のWWDC。

Apple News+、

Apple Arcade、

Apple Card、

Apple TV+、

発表済み(ローンチ年内)のサービスをさっとおさらい。

そのなかから、Apple TV+の新作「For All Mankind」をまずはちらっと動画で紹介。


Battlestar Galacticaの製作者による新作。

このままtvOSの話へ。

複数ユーザーに対応します。会場拍手喝采。クックCEOの超おすすめです。今秋公開予定。新コントロールセンターから、簡単にユーザー切り替え可能。

ゲームは、Xbox One Sコントローラー、

PS dualshockがtvOSに対応。

聞いている曲に連動して歌詞表示もあり。

次はApple Watch。さくさく進みます。

ケビンがステージに。ケビンもアウトフィットはオールブラック。watchOSのアップデート。

Watch Faces(盤面デザイン)は、史上最多に。「Gradient」「California」「Solar」など新face追加。

タプティック(ボリュームONの場合は音)で時報おしらせ。ステージでは、鳥の鳴き声が時報。この鳥の鳴き声はApple Parkで録音したというジョークあり。

計算機やボイスメモなど追加。

App StoreがApple Watch対応。アプリ購入、インストールがApple Watchのみで完了できる。

ヘルス・フィットネスについて紹介。登壇者のアウトフィットはフルブラックに、赤インナー。

Activity Trends、エクササイズのまとめ。長期的運動継続が目的。

騒音のひどい場所(スポーツ観戦やライブ、工事現場など)を感知し、聴力への影響を警告してくれる(周辺環境の音はAppleで保存されません)。

月経機能「Cycle Tracking」追加。


より多くの女性に提供するため、Apple WatchだけでなくiPhoneでも使えます。

ケビンが再びステージに。ヘルスデータは自動でハイライトレポート作成される。マシンラーニングによって、よりユーザーに特化・重要なハイライトを作成。

ヘイリーがステージに。トップスはブルーでボトムスは黒。watchOSデモします。

会場あおって大歓声の中、騒音レベルを測る機能をデモ。

オーディオブック、Gradient盤面からのボイスメモもデモ。

App Storeデモ、iPhoneで見るApp StoreとUIが似ているので、お馴染み感あり。

スポーツ中継をwatchOS 6で聞くデモも。

ケビン再び登場。新しいプライド・エディションのバンドも登場。

クックCEOがステージに戻り、話はiOSへ!

iOS 12のおさらい。顧客満足度97%、インストール度85%(Android 10%なことを比較)。

クレイグがステージに登場。パンツが黒、シャツはグレー! 気持ちブルーがかった濃いグレーです。

iOS 13!会場拍手。

iOS 13はパフォーマンスに注視。Face IDアンロック30%スピードアップ。

アプリダウンロード容量50%減、アプリ起動スピードは2倍に!会場拍手。

ここで一度、動画を挟みます。

ダークモーーーーーード!!! 会場大喝采。

クレイグによるステージデモ。

ダークモード、背景真っ黒です。美しい、ファンタスティック、アメージングと褒めまくるクレイグ。

キーボードがアップデートし、タイピングからのスワイプが可能に。


ダークモードプロジェクトチームの写真(全員の服がだんだんハード系ブラックになっていく)を見せつつ、画像共有、共有する人を顔認識でオススメする機能も紹介。

ダークモードで、音楽再生&歌詞連動もデモ。

このまま、Safari、メール、メモのアップデートをさらっと紹介して、リマインダーのアップデートへ。

地図アプリが刷新されます。2019年末、アメリカで対応。

メグがステージに登場(トップス紫、ボトムス黒)し、地図アプリをデモ。

よく行く場所をお気に入り登録=アイコンで表示されるのでピックしやすい。

行きたい場所を選び右上アイコンから地図上に360度画像ビューを表示、そのまま端末横持ちでストリートビュー使えるなどなど。

クレイグ再びステージに。位置情報のプライバシーの重要性にふれ、位置情報保護(バックグラウンドのトラッキングアラート、サードパーティで反するものはシャットダウン)などをアピール。

SNSログインでは、情報共有の便利さがある一方で不安要素もある。

そこで「Sign in with Apple」のログインが可能に。FaceIDログインで、必要以上のユーザーデータアクセス許可を拒否できる。

また、eメールなどアクセス許可する場合、どのアドレスを許可するか選べる上に、Appleがそのアドレスをランダムアドレスに書き換えて共有してくれる。すべて、ユーザーのデータを保護するための処置。

Home Kit。Home Kit secure Video。

iCloudに動画を暗号化して送ることで、ユーザー以外の誰も(Apple含む)見ることできず。

Home Kitラウター、外部へ情報もれない対策。

Message、名前や写真(Memoji可)が表示できるように。

ここでMemojiの動画をはさみます。メイク系のインフルエンサーによるMemojiメイクアップ動画です。

Memojiのカスタマイズっぷりをアピール。アイシャドウ、ピアス、帽子、AirPodsまであり!

Memoji Stickers、Memojiをスタンプ的に使える。

カメラ&フォトアプリ。

ポートレートライティングがアップデート。

写真撮影で物理的に照明を動かすように、照明の強さを変えられる。

写真アプリで、色温度やシャープネスなどの細かい編集ができるように。しかも動画でも!

しかも、動画は横回転できるように!

ジャスティンがステージにあがり、フォトのデモを行ないます(シャツはクレイグと同じダークグレイにボトムスがベージュ。全員ブラックコーデで揃えているかと思いきや、、、)。

月別、年別表示がいかに見やすいかをアピール

CarPlay、全米で販売される90%&世界で販売される75%の車で使用可能。CarPlayダッシュボード。Siriがサードパーティアプリ(Pandoraなど)でも使えるように。

クレイグが再びステージに。

ステイシー(オールブラックに白ジャケット)がステージにあがり、AirPods、HomePod、CarPlay、SiriでのiOS 13を語ります。

AnnouceMessages、AirPodsでSiriを使いメッセージに送信。

音楽や動画をiPhoneタップで友達を共有。

Siriの喋りがneural Text To Speechによりスムーズに。長い文を喋るときにそのスムーズさが発揮される。

iOS 12のSiri喋りと比較すると、まったく違います。かーーーなりスムーズに人間らしいしゃべりになっています。

クレイグがステージに戻り、iOS 13のまとめにはいります。

そしてiPadOS発表!

クレイグがデモします。

ホームスクリーンスワイプで、ウィジェット表示。

マルチタスク、スライダー部分のアプリ切り替えが簡単に。

Split View、同じアプリでも2分割可能(Noteを2つ表示など)。サードパーティアプリも使える。

Column View追加。

iCloud Driveがフォルダー共有可能に。

外付けハード(USBメモリなど)の中身も、ファイルアプリに表示される。

Safari、デスクトップのようなブラウジングが可能。Download Managerあり、キーボードのショートカット追加などなど。

フォント、カスタムフォント使用可。

スクロールバーで縦スクロールがより簡単、カーソルも移動しやすく。

アンドゥは3本指スワイプ(端末フリフリしなくていい)に。

Apple Pencil、20ミリセカンドから9ミリセカンドにレイテンシがダウン!

トビー(ブルーチェックのシャツ)がステージにあがり、Apple Pencilのデモを。

クックCEOがステージに戻り、話はMacへ。

会場拍手、、、、MacPro!!!!

日本人なら一瞬、大根のおろし金かな?と思ってしまう見た目ですね。

おろし金部分をあけて、中を簡単にいじれるモジュラーデザイン。

最大28コアIntel Xeon。

1.5テラバイトのメモリ、積めます。

さまざまなGPUを換装可能。

Radeon Pro Vega Ⅱ搭載。

8Kが3ストリーム。4Kが12ストリーム出力可能。

1.4kW電力。

会場拍手の外観は、下部に車輪がついているとこ。移動らくちん。

デイビッドが壇上で、どれだけMacProがパワフルかをデモ。作曲ソフトLogicをデモ、数百というトラック数に会場も拍手。

動画編集ソフトFinalCutをデモ、8K Pro Res Raw編集、レンダリングを待つことなくフィルター追加。8億ピクセルというとんでも動画がスムーズに編集されてます。

Mac史上もっともパワフル。

カリーンが壇上へ、ディスプレイについて語ります。

32インチ、Retina 6K(会場拍手)。

スーパーワイドビュー=ほぼ真横から見ても色が鮮やか正確、ナノテクスチャガラス(美コントラスト、リフレクション少ない)、明るさ1000nits(会場拍手)。

ディスプレイの背面もおろし金ぽい。

名前は「Pro Display XDR」! HDRの上をいく。

6台を繋げて使うことができ、その場合は1億2000万ピクセル!

ディスプレイスタンド、画面を回転でき縦表示が可能。ディスプレイをスタンドから外すことも可能。

新MacProは、5,999ドルから。この秋発売。

Pro Display XDRは4,999ドル。

スタンドは999ドル。

クックCEOがステージに。ここから、ついにmacOS。

クレイグが再びステージに。新OSネームは「macOS Catalina(キャタリナ)」!

ライゾマの真鍋さん!

iTunesからスタート。

iTunesの機能多すぎ(ゴチャゴチャしている)を皮肉りつつ、いっそのことカレンダーやメールもiTunesでやろうとジョークをはさみ、アプリ分割を発表。

Music、音楽のみに特化。iPhoneなどをつないでも、画面には表示されない(会場爆笑&拍手)、サイドバーで表示。

iTunes(音楽)、ポッドキャストアプリ、Apple TVアプリと3つのアプリで旧iTunesを置き換える。

Side Car機能、iPadをサブディスプレイとして使用可能。

前後の位置関係を認識します。ARKitの話。Reality Kit、リアルなレンダリングなどでAR経験のないデベロッパも使いやすい(iOSでも使える)。

ARKit 3の新機能、オクルージョンレンダリング。

リアルタイムトラッキング。

ここでMojangから、マインクラフトARゲームのデモ。

マインクラフトの世界に自分がはいりこめるとなると、ファンは嬉しいでしょうね。

クレイグがステージに。AR面では、ARKit 3、AR Reality Kit、AR Composerの3つが発表。

ボイスコントロール、Mac全体&iOS端末を音声のみでフルコントロール可能。動画でデモ。

会場大拍手。ボイスコントロールのフルコントロールは、本当にフルコントロールだ!

FindMy機能、FindMyiPhone、FindMyFriendのコンボ機能。オフライン、スリープ状態にある端末も探せる。周辺のApple端末で感知することでできるらしい。ごいす。

盗難にあったときは、遠隔ロック可能。Macにスクリーンタイム追加。全端末でのデジタルヘルスが把握できるように。

Project Catalyst、既存のiPadアプリからスムーズにMacアプリが作れる。Marzipanと呼ばれていたものです。今日からデベロッパーに公開。

ロブがCatalystを簡単にステージで紹介。

クレイグが戻って、macOS Catalinaをまとめ。

次はSwift。

Swift UI発表、会場大拍手。フレームワークにより、より少ないコードで、よりいいアプリが作れる。比較すると、今までのながーーーーーーーーいコードが、ほんの数行に。会場大大大拍手!

ジョッシュがステージで、Swift UIをデモ。プレビューが右に表示される(左にコード)。プレビュー画面ですぐに反映される。このデモ、今日会場が1番盛り上がっているのでは?

ダークモードもSwift UIでサポート。会場拍手喝采。

クレイグがステージに戻って、さらに会場をあおります。大盛り上がり!

クックCEOがステージに戻り、今日のまとめにはいります。

デベロッパーβ版は今日から、パブリックシードは7月、正式リリースは秋を予定。

WWDCキーノート最後お決まりのApple社員への感謝で締めます。

終了!!!