「xCloud」も「Stadia」も、同時期に遊べるように。
最大規模のゲーム見本市E3にて、Microsoft(マイクロソフト)が展開するXboxのクラウド・ゲームサービス「xCloud」のベータ版一般公開が、今年10月だと判明した、とTHE VERGEが伝えています。
「私たちはこのプログラムを世界規模に拡大しようとしています。プロジェクトxCloudは世界13地域のデータセンターに展開されています。また、αテストも始まっています」Mark Skwarski(Xboxのシニアプロダクトマーケティングマネージャー)はE3の今朝のブリーフィングで記者たちにこのように語りました。「私のような多くの社員がプロジェクトxCloudにアクセスしていますよ」Skwarkiは、今年後半から一般ユーザーも同じようにこのサービスを入手できる、と付け加えました。
現在αテストをやっているようなので、たぶんくるのはベータ版だろう、ということのようです。
「xCloud」とは
世界13箇所に散らばった、クラウド・コンピューティング・プラットフォームのAzureデータセンターに「Xbox One」全タイトルが移植され、それらを(今のところAndroid機のみですが)携帯端末に直接ストリーミング、もしくは「Xbox One」をサーバーにする「Console Streaming」という、2種類の接続方式でプレイするようになります。
やはりライバルは「Stadia」?
Googleの「Stadia」も年内にローンチ予定なので、それに合わせてきた感がありますね。E3で体験したときにはまだ、iOSやブラウザーで遊べるのか不明でしたが、「Stadia」をライバル視するのであれば、きっと出来るようになるんじゃないかと思います。
また2020年の年末商戦に発売予定の次世代コンソール「PROJECT SCARLETT」が据置型、PC、スマホをつなぐものになるらしく、「xCloud」と深く関係しているということも明かされました。
接続の遅延問題はどうなる?
とにかくシッカリとしたWi-Fi接続が確保されていないと、画面がピクセル化したり、ゲームが閉じてしまうこともあるクラウド・ゲームサービス。家庭内ならまだしも、外でどこまで遊べるかがカギかもしれませんね。
ローンチ後は、いろんなところで「xCloud」と「Stadia」の比較検討が行われそうです。技術の差よりも、どれだけビッグなタイトルが出揃うか? にかかっているような気がします。
Source: THE VERGE