AMD Radeon 5700&5700XTレビュー:買いなのはこっち。中価格帯で安くて最速のグラフィックカード

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AMD Radeon 5700&5700XTレビュー:買いなのはこっち。中価格帯で安くて最速のグラフィックカード
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

やっぱり仕掛けてきましたね…。

グラフィックカード買い換えようかなと思っている人。今です、買い替えどきは今です。Nvidia&AMDともに新しいのでてます。比較検討して悩むなら、まずはこっちNvidiaのレビューを読んでからどうぞ。なかなかどうして、切磋琢磨しあったアイテムですから。


AMDから新しいGPUがでた! 6月に行なわれたE3で発表されたRadeon 57005700XT。ライバルであるNvidiaのRTX 2060(350ドル/約3万8000円)、2070(400ドル/約4万3400円)より速く、価格はほんのちょっとプラス(+30ドル&+50ドル)しただけというのが発表当時の売り文句でした。…でしたが。

AMDにライバル宣言されたNvidiaが異例ともいえる新製品リリース。つい先日、RTX 2060 Super(400ドル)RTX 2070 Super(500ドル)という激速かつ比較的安価なGPUをだしてきて、AMDの謳い文句をかき消してしまいました。しかし、AMDも負けてません。Nvidiaのリリースをうけ、直前に価格変更を発表。Radeon 5700が380ドルから350ドル、5700XTが450ドルから400ドルに価格下方修正されての発売となりました。ライバル同士見事な戦いをみせてますね。

AMD Radeon 5700&5700XT

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

これは何?:AMD初のRDNA GPU
価格:5700が350ドル(国内価格4万5900円)、5700XTが400ドル(国内価格:5万1300円)
好きなところ:この価格帯では最速
好きじゃないところ:レイトレーシングなど面白みある機能がない

RDNAマイクロアーキテクチャとは?

Nvidiaとのドラマもさることながら、Radeon 5700・5700XTで注目したいのが、AMD初、ゲームチェンジャーになると期待されているRDNAマイキロアーキテクチャの採用です。これはNaviの呼び名で知られています。Naviは、AMDの多くのGPUだけでなく、SonyやMicrosoftの次世代ゲーム機の心臓としても使われており、来年終わりまでには多くの人がNaviベースの端末でゲームをプレイすることになっているでしょう。とはいえ、5700・5700XTは、ゲーム端末に搭載されるものとはまた別で、こちらはゲーム機代とほぼ同等の値段を1つパーツ=GPUだけにつぎ込んででもゲームのパフォーマンスあげたいというコアなPCゲーマー向けに作られています。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

中価格帯の5700・5700XTは、グラフィック-ゲーミング最適化ソフトウェア「AMD Radeon Software」との相性が非常によく、これでライバルNvidiaのGeForce Experienceとやっとこさ肩を並べることができるように。つまり、GPU設定(カラープロファイル含む)が簡単にできて、各種ゲームのベストパフォーマンスを引き出せるということです。5700・5700XTどちらも、ほぼすべてのゲームで良パフォーマンス、価格を考えれば最高のパフォーマンスと言えるでしょう。

ベンチマーク

AMDのRadeon 5700、5700XTを最大のライバルとなるNvidiaのRTX 2060、RTX 2060 Supe、RTX 2070 Superと比較してベンチマークしました。また、RDNAがどれだけアップグレードしたのかを見るため、AMDの前モデルVega 56 GPU(400ドル)も参加させました。テスト環境は、Intel i9-9900K(RAM:16GB、SSD:256GB)で、AMD/Nvidiaともに最新ドライバーのWindows 10。

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フレーム数/秒。数字が多い方が速い。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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フレーム数/秒。数字が多い方が速い。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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フレーム数/秒。数字が多い方が速い。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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フレーム数/秒。数字が多い方が速い。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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画像のレンダリングスピード、秒表示。数字が小さい方がいい。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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フレーム数/秒。数字が多い方が速い。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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フレームのレンダリングスピード、ミリ秒表示。数字が小さい方がいい。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


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フレームのレンダリングスピード、ミリ秒表示。数字が小さい方がいい。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


まず言えるのが、さすがNvidia 2060キラーとして最初に発表されただけあって、5700は2060には圧勝です。てことで、予算350ドルなら間違いなくRadeon 5700。5700XTは、もともとの値段だと450ドルだったので、それだと2060 Superとやり合えば負け。ただ、直前に400ドルに改定され2060 Superと同じ値段なので、これで良きライバルと言えますね。Blenderなどのプロソフトを使う3D職人ならば、5700XTが画像のレンダリングスピードが最も速く注目したいところ。また、レイトレーシングをテストするLuxmarkを使ったベンチマークも行なったものの、こちらは特筆すべきことはなき。Nvidiaのプロダクトはハードウェアにおけるレイトレーシング強化が施されているのですが、LuxmarkはGPUそのもののパワーだけでテストするので、公平ではないと判断。

通常、AMDとNvidiaの関係は、パフォーマンスでは甲乙つけがたく、ゲームという点ではNvidiaがちょっとリード、価格も切磋琢磨しているという印象。今回、Nvidia 2060対抗馬として発表されたAMD Radeon 5700・5700XTは、リリース直前の価格改定を経てより強いアイテムに変化。今回は間違いない、350ドル予算ならAMDの5700一択でしょう。

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Photo: Alex Cranz (Gizmodo)

まとめ

・Radeon 5700は良GPU。リリース直前に30ドル安くなり350ドルとなったことで、250ドルのNvidia RTX 2060より圧倒的に良くなった。
・400ドルの5700XTは、同じく400ドルの2060 Superよりもパフォーマンスがいい。もち、Nvidia GPUのレイトレーシングなしでもいいなら、迷わずAMD。

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