ワイヤレスヘッドホン「Bose NCH700」レビュー:ノイキャン王、凱旋!

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  • author Adam Clark Estes - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
ワイヤレスヘッドホン「Bose NCH700」レビュー:ノイキャン王、凱旋!
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

タイトルそのまま、ノイキャン王が帰ってきたぞー! 道あけろあけろー!

米Gizmodoが、先月発売されたばかりのBose Noise Cancelling Headphone(NCH) 700をさっそくレビューしました。ハンズオンでは「プラス50ドルだす気になるかどうか…」とちょっと歯切れの悪い感想でしたが、今回1週間使い倒したレビューではけっこうプラス方向に。現代に必要なある1点では最高品質とのこと。


今回の新製品Bose Noise Canceling Headphone 700で、すでに人気のBoseワイヤレスノイキャンヘッドフォンシリーズがさらに充実します。他モデルとは決定的に違う、どことなくスタイリッシュ、質もいい。でも、ちょっと高い。NCH 700の値段は400ドル(約4万3200円)、既存モデルのQuiet Comfort 35 II(QC 35II)が350ドル(国内価格3万9960円)なので、50ドルの価格アップです。両者を比較すると、もっとも大きな違いはそのデザイン。NCH 700は、ヘッドバンドがイヤカフまで1本でつながっているというしなやかさがあります。QC 35IIより断然見た目がいいですね。

Bose Noise Canceling Headphone 700

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

これは何?:スマートノイズキャンセリングヘッドフォン
価格:400ドル
好きなところ:ノイキャンが素晴らしい、つけ心地サイコー
好きじゃないところ:音質に感動なし

新しいマイクのノイキャン性能が驚異的

Boseいわく、NCH 700はQuiet Comfortに搭載された技術が基本になっています。アップデートされたのは、ユーザーの声をうまく拾えるように内蔵された2つのマイク。この新しいマイクのおかげで、通話相手はとてもクリアに会話を聞き取ることができます。デジタルアシスタントへの音声コマンドもだしやすい。また、Bluetooth 5.0採用なので、2端末に接続できるのも嬉しい。

1週間レビューしてみて、このノイキャンマイクの性能には驚かされました。本当にうまいこと背景のノイズを決して、僕の声だけをクリアに拾ってくれるんです。QC 35IIとSonyのWH-1000XM3(Boseノイキャンヘッドフォン最大のライバル)と比較してみたのですが、声をクリアにするという点ではNCH 700の圧勝。ただ、背景ノイズから切り離し、声をクリアに拾うという点では素晴らしいものの、その音質という点では圧勝とまではいかず、今後改善の余地はあると思います。とはいえ、通話相手が僕の会話を聞き取りやすいのは絶対です。野球場で観戦しながらでも、相手にちゃんと会話内容が伝わるってのはすごい。

音楽を聴くときのノイキャンももちろん優秀

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

音楽聴く方のノイキャンはどうかというと、もちろんそっちも素晴らしい。QC 35IIよりもいいし、超良端末のSony 1000XM3ともいい勝負していました。Sonyのノイキャンの方が若干いいかもという気がしつつ、僅差勝負。つまり、ここ数年Sonyが幅をきかせたノイキャンヘッドフォン界に、Boseが強力なライバルとしてその力を再アピールしてきたという感じ。

「インターフェースの位置を変える」という英断

すでに触れていますが、ヘッドバンドの新デザインはNCH 700の大きな魅力の1つ。見た目がいいだけでなく、つけ心地もいい。254グラムという軽さもすばらしい。(ライバルであるSonyのWH-1000XM3と重さ同じという奇妙な偶然)

さらに、アップデートされたインターフェースが新鮮です。QC 35IIではイヤカップに搭載されていたスイッチをやめたのは英断。代わりに右のイヤカフに電源ボタンとBloutooth接続をかねた物理ボタン、その下にデジタルアシスト(Amazon Alexa、Google Assistant 対応)用のボタンあり。左イヤカフには、ノイキャンレベル(オフ・ハーフ・フルの3段階有)を切り替えできるボタンあり。また、右イヤカフには、トラック再生、停止、音量調整のタッチコントロールもついてますが、これは個人的にはうまく作動しなかったことも何回かあり、いまいちな印象。ただ、Sonyヘッドフォンのタッチコントロールも個人的にはいまいちだったので、タッチコントロール自体は今はまだこの程度なのかも。NCH 700の最大の弱点は、畳めないということ。イコールでっかいケースを持ち歩くか、カバンのなかで曲がっちゃうリスクが常にあるということです。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

音は「めっちゃBose」

ヘッドフォンですから、サウンドクオリティについて触れないわけにはいきません。もちろん良い、いいです。ただ、めっちゃBoseです。音響好きならわかると思いますが、BoseはBoseの音がします。ボーカルや高音域が強調され、ベースはちょっと抑えるというBose独特のクオリティがあり、これは好き嫌いがでるところ。曲によってはBoseに向かないものもあるでしょう。例えば、Gipsy Kings の『Volare』や、Bee Geesの『Stayin’ Alive』なんかはサイコーです。一方で、Kygo and Whitney Houstonの『Higher Love』を聞くと物足りない感じ。これ、Sony 1000XM3で聞くとものすごくエネルギッシュに聞こえるんですけどね。個人的には、ライバルであるSonyの方が好きです。さらに、Sonyはユーザーが自分の好みに合わせられるよう最低限ではあるものの、イコライザ調整機能をもうけていますから。NCH 700には、現段階ではそれがない。ただ、Bose Musicというアプリを年内リリース予定ということで、そこには調整機能を設けると公式がいっているので、まずはそれ次第ですね。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Bose Musicにはユニークな機能がある

このBose Musicアプリには、ユニークな機能として「Bose AR」というのがついてくるようで。この機能を介して、他アプリにもオーディオARを提供するとかなんとか。はい?というユーザーの気持ちもわかりますが、これはBoseがヘッドフォンサングラスFramesを開発している余波です。Bose ARの技術は、スマートフォンのGPSチップとヘッドフォンの加速度計を利用。AR興味ない人でも、Bose ARを使ったアプリで便利そうなのは、例えばNaviGuide。道を進んでいくと要所要所で必要なナビ音声がヘッドフォンから聞こえてきます。Audiojackというアプリもなかなかユニーク。映画さながらの効果音が流れ、まるで冒険気分です。他にも運動コーチとなるPear for Boseなどもあり。いろいろありますが、まぁこのあたりは使うかどうかユーザーしだいなので、今のところ、ヘッドフォン自体を買う買わないの決め手にはならないかと。

「今までのBose」をさらに推し進める製品

結局ノイキャンヘッドフォンとしてどうなの?というと、そこはもちろん◯。Bose曰く、バッテリーもちは20時間Jabra Elite 85h NCHにはかなわないものの十分でしょう。また、あと何時間ぶんバッテリーが残っているか、電源オンにするたび音声で教えてくれるので充電忘れ防止にもなります。

Bose Noise Canceling Headphone 700は、今までのBoseをさらに推し進める端末に間違いありません。つけ心地よし、デザイン魅力的、使いやすい。間違いなくSony 1000XM3のよきライバルとなります。すべての仕様で最高モデルとはいえないものの、通話という点で最高なのは絶対。そして、今の世の中これはけっこう大きい要素なのではないかと。折りたためない、Bose音は好き嫌いわかれるというのは心にとめておきつつ、Bose NCH 700は400ドルの価格に見合った素晴らしいヘッドフォンです。

まとめ

・Bose QC 35IIから大きくアップデート
・SonyのWH-1000XM3に匹敵するノイキャン力
・音質ではSonyヘッドフォンが上
・折りたたみ不可なので、旅行にはむかないかも


レビュアーがSony派な感ありますね。Boseの音が好みって人には最強なんでは?

NCH700 ほしい?

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