ルンバに続いて、ブラーバ選手の入場です!
おっと、今回のブラーバすごいですよ。完璧に仕上がってますね。
いや、わりと冗談抜きに完璧に仕上げてきたと思います。本日、アイロボットの床掃除ロボットの新作「ブラーバジェットm6(Braava Jet m6)」が発表されました。
今度の進化は本当にすごい。変わっていないところと言ったら「床掃除をする」っていう目的くらいなんじゃない? そのくらい激変。
ついに床拭きツールから、床拭きロボットへと進化した
まず、頭脳とお掃除アプローチが大幅に変更されています。
ルンバ最新モデル「ルンバ i7」と同じ「iAdapt 3.0 ビジュアルローカリゼーション」へ対応したことで、部屋のマップを作り、お掃除パターンを最適化しています。
そう、これまでのブラーバって、マッピング機能が無かったんです。そのため、前身となった「Braava Jet 250」では水拭きの対応畳数が12畳ほど。使い方としては、部屋ごとに運んでいって拭いてもらうっていうイメージですね。
それが…です。60畳です。
「Braava Jet m6」では、効率よくお掃除できるようになったことで、対応畳数が5倍の60畳へと飛躍しています。
水の入れ方、タンク容量といった基本的な構造も変わっています。タンクが大型化され容量はおよそ450mlほどと、広いエリアに対応できるだけの容量を得ています。
充電ベースへの自動帰還機能も今回から参戦。え?今までのブラーバは帰らなかったのか?って?
…うん。今までの子は帰りませんでした。スタートした位置に戻ってくる機能はありましたけど、自動で充電までするのはこの「Braava Jet m6」がはじめて。
また、今夏からの対応となりますが、アプリには進入禁止エリアの設定機能も追加されます。ペットのご飯のまわり、ちょっと荷物を置いちゃってる場所、和室など、入ってほしくない場所を事前に決めておくことができますよ。
他にも、スケジュール機能が加わったり、スマートスピーカーに対応したり、エラーが起こった時にエラーの種類を喋ったりといった新機能も。
ね? ぜんっぜん違うでしょ?
なんというか、これまでのブラーバはロボットと言えど、人が掃除で使う「拭き掃除ツール」の延長だったのに対して、「Braava Jet m6」ではついに人が掃除を任せられる「拭き掃除ロボット」の姿へ。まさに真・ブラーバへとクラスアップした気がするのです。
今度のブラーバはルンバと会話する
なんとロボット間コミュニケーション機能もあるんです。
連携「Imprintリンク」機能は、ルンバと連携してブラーバがお掃除を始めてくれるという、ロボット間連携。

現在「ルンバi7」シリーズとの連携に対応していて、ルンバのお掃除が終わると、まるで会話をするかのように、ブラーバが拭き掃除を始めてくれる設定ができます。
アプリからのお掃除指示の他、スマートスピーカーにも対応していて、「ルンバでリビングを掃除したあと、ブラーバで拭き掃除をして」なんてお願いもできるそうな。また、一部機能は制限されますが、今年中にはルンバ900シリーズとの連携も行なえるようになるようです。
ホコリやゴミ担当のルンバ。汚れ担当のブラーバ。
どちらか一方を迎えても、部屋はキレイになると思いますし、面倒なお掃除も効率よく終わらせられるでしょう。でも、彼らが力を合わせて連携することで、あらゆる汚れ、あらゆるシーンに対応できるという、お掃除無双が始まるのです。
僕らが他のことをしている間にも、家の中を無双(キレイを維持)し、快適な暮らしを約束してくれる。これ、スマートホーム感すごくないですか?
「Braava Jet m6」は7月26日発売、価格は公式オンラインストアで6万9880円(税抜)。これまでのモデルと比べると価格は上だけど、その分機能もまた一回りも二回りも進化しています。
もし、ルンバとセットの無双感を手に入れたい!となると、+ルンバお迎えの必要もあるので、便利な暮らしというのはお金がかかるものなのね。というのはまぁ、しょうがないところ。
問題なのは、そのコストを出すだけの価値があるか? ってところですよね。
日本だと、欧米のように土足で生活していませんし、掃除機はまだしも床拭き掃除ってのが頻繁に必要になる? というのもやや疑問。そういった意味ではコストの高い贅沢ガジェットのひとつかもしれません。
最強になりえるだけの性能と便利さとコンビプレイ。しかし、僕らはそうした最強の便利・怠惰・綺麗さを目指すの?
自宅の間取り、床に置いてあるモノ、ペットの有無、そして唐揚げの頻度を思い浮かべたうえで、どうでしょう、「Braava Jet m6」欲しいですか?
Source: アイロボット・ジャパン