レトロ&フューチャリスティックの2種類!
今からちょうど1年前のことですが、NASAに火星行きの内定をもらい、2033年に計画している火星飛行候補のひとりとして日々トレーニングを重ねている、当時17歳の美少女アリッサ・カーソンさんをご紹介したことがありました。
2033年はまだまだ先のことですし、どんな訓練をしているのかなー? と思っていたら……なんと宇宙旅行用スーツケースのデザインに協力していました。
月面着陸50周年モデル
designboomによりますと、これはHORIZN STUDIOSによる、アポロ11号の月面着陸50周年を祝う限定版「M5 NASAエディション・キャビン・ラゲッジ」とのこと。
通販ページでは、お値段が700ユーロ(約8万4800円)とありますが、残念ながらすでに売り切れていました。容量は33Lですが、脱着可能な10,000 mAhスマート充電器も内蔵されているとあって、宇宙旅行に備えた人たちが買い占めてしまったんですね。
とはいえ、すべての収益はスペースキャンプ財団に寄付され、恵まれない子供たちが奨学金を受けられる、という素晴らしい使いみちに充てられます。

ハイテクなバッグもデザイン協力
ちなみに上の「M5」はレトロなデザインですが、HORIZN STUDIOSとアリッサさんはもうひとつ、もっと未来的で超ハイテクな旅行カバン「HORIZN ONE」のコンセプト・デザインも作っています。
軽量で柔軟性のあるグラフェンを使ったカバー、指紋認証に電光表示、無重力でも使える電磁石の採用、高速充電、銀イオンによる殺菌、荷物を圧縮して最大限の場所を確保するバキューム機能、さらには地球と通信するスクリーン機能も搭載するという……なんとも凄まじきハイスペックぶり。
めちゃめちゃハイテクなだけでなく、普通に地球で使いたいですよね。今はムリでも、2033年までには何とかリリースされるのかなぁと思います。
Source: HORIZN STUDIOS, YouTube via designboom