Macのタッチバーをなんとかしたい!(なんとかして!)

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Macのタッチバーをなんとかしたい!(なんとかして!)
Photo: Alex Cranz (Gizmodo)

AppleのTouch Bar(タッチバー)にはポテンシャルがある、はず。米GizmodoのAlexの叫びを聞いてください。


Appleがやってくれました。ラップトップのラインアップがアップデートされたニュースで、正直編集部からは不満の声が。だってなくなっちゃったんだもん、Touch BarがないスタンダードなMacBook Proが…。Appleは数字キーの上のあのほっそいOLEDに熱をあげるのか、あげていないのか。どうしたいのかわからなくなる今日この頃です。

AppleはTouch Barのポテンシャルを活かせていない

私の周りでTouch Barを使う人といえば、Siriタッチボタンを間違えてONにしちゃった時(1日に数回あってイライラする)だけ。知り合いの中には、Touch Barの無意味さに耐えきれずに魔改造でTouch Bar外して物理的にファンクションキーに入れ替えたって人もいます。正直、一般的にはTouch Bar=無用の長物という認識なのでは。でも、個人的にはそうは思いません。可能性があると思っています。ただ、今はまだAppleがその可能性を活かせていないだけだと。

ほとんどの人は、私の意見に対して、そもそも無意味なTouch Barをなぜそんなに気にするのか?と言うでしょう。言っちゃうでしょう。いや、「Touch Barってなにー?」って人だって実は少なくないのかも。なので、とりあえず基本の基本に戻ります。通常、キーボードの数字キーの上にはファンクションキーがあります。もともとこれは、ユーザーが好きにプログラムして使える便利なキーでした。その後、各社が事前にプログラムした機能をファンクションキーにデフォルト設定として盛り込むようになりました。Macで言えば、音量や明るさキーですね。

2016年、AppleはMacBook Proの一部モデルにおいてファンクションキーを廃止。代わりにOLEDのタッチディスプレイ=Touch Barを搭載しました。つまり、たった12個の事前プログラムされたファンクションキーよりも、こっちの方がユーザーが好きに使えると考えたわけです。アプリ開発者が作るアプリボタンに、Control Stripと呼ばれる12のボタン。これは、Appleが準備した21のオプションからユーザーが好きなものを選ぶことができます。

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ファンクションキーをカスタマイズするためのオプション画面。
Screenshot: Apple

Touch Barが発表された時、かなり期待しました。今までよりもっと多くのことがここでできるようになる! たとえば、SlackやiMessageでよく使うGIF画像を設定しておくとか、iTunesやSpotifyのコントローラになるとか、あれこれ通知がここに表示されるとかとか!

期待は期待で終わりました。発表後、Touch Barの進化は特になし。2016年以来、ほぼ放置状態にあります。なぜテコ入れしてくれないのか! せめて苦情が多くでているはずのSiriのアレだけでもなんとかしてほしい。

※Siriのアレ=Touch Barのめちゃよく触るエリア(Delキーの上、電源とTouch IDをかねたボタンの横)にデフォ設定されたSiriキーがあり、ちょっとでも指があたるとSiri発動で音声コマンド待ちされるというイライラ仕様。

一般ユーザーがTouch Barでカスタムできることが少ないのはもちろん、もっと開発者にここを利用してもらう術をAppleは考えるべきですよ。以下の画像をちょっと見比べてみてください。

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Chrome使用時のTouch Bar
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Safari使用時のTouch Bar

Chrome使用時のなんて無駄なこと。画面にもあるメニュー(戻る、再読み込み、アドレスバーなど)を同じものが表示されているだけです。SafariもApple公式なんだからもう少しがんばってほしいけど、ブックマークが表示されるだけまだマシ。

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ボイスメモアプリ使用時のTouch Bar。

さらにこれ、ボイスメモアプリ使用時のTouch Bar。…ほぼ空白のデッドスペース。Slackも空白スペースになります。

アプリの中には比較的使えるやつもあって、例えばQuickTimeなんかは、動画全体から目的のフレームを探しやすいという素晴らしい仕様になっています。

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QuickTime使用時のTouch Bar

ただ、PhotoshopやUlyssesなど比較的Touch Bar使えてる系アプリでも、カスタマイズの幅がせまくて残念。アプリ開発者側が準備したオプションだけで、いちユーザーが好き勝手にはできません。

でもTouch Barで使えるオプション準備してよ!とGoogleやPhotoshopのアプリ開発者を責めるのはお門違い。非難されるべきはAppleです。可能性あるTouch Barをリリースしておきながら、なぜ放置するのか? なぜ開発者にもっと活用をうながさないのか? 問題はそこです。

てことで、Touch Bar=無用の長物と言われてもしょうがないわけです。だって、作ったAppleが放置してるんだもん。でも、逆に言えばAppleがもう少し本気だしてくれれば、可能性は大いにあるってことです。MacBook Proは全モデルにTouch Barが搭載されるとなった今、きっとAppleは本気だすつもりなんですよね? 今度こそ期待していいよね?

おまけ:Touch Barを使えるツールにしてくれるアプリ

BetterTouchToolTouch Barをカスタマイズできるパワフルなアプリ。スタンダード7.50ドル、ライフタイムライセンス21ドル。
TouchSwitcher簡単にプログラム可能なアプリランチャにしてくれるアプリ。1タップで日常使いするアプリを起動、スワイプで終了できて便利。5ドル。

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