アポロ11号の着陸。ニール・アームストロングが見たであろう景色を見事に再現

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  • author George Dvorsky - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
アポロ11号の着陸。ニール・アームストロングが見たであろう景色を見事に再現
Video: NASA/LROC/Gizmodo US

あの瞬間から、もう50年

人類初の月面着陸の映像を再現したものが、NASAの研究チームによって公開されました(上記GIF動画は3倍速)。

もともと、アポロ11号の着陸シーンを記録した唯一の映像は、宇宙飛行士バズ・オルドリン(Buzz Aldrin)右側窓辺のカメラによる16mmタイムラプスで(通常、毎秒24フレームが望ましいところ )毎秒6フレームで撮影されたものでした。これだと「ぜんぜん見えない…」などの問題こそありませんが、正直、いまいち伝わってこない部分もあったのではないでしょうか。

そこでNASAの研究チームが新たに公開したのが、ニール・アームストロング(Neil Armstrong)サイドから見た再現映像

Video: Lunar Reconnaissance Orbiter Camera/YouTube

NASAのLROC(ルナー・リコネサンス・オービター)チームは、アーカイブデータと新しい高解像度画像を使用しながら、アームストロングが見たであろう景色を3分間のコンピュータ生成映像としてまとめました。

190718NeilArmstrong
Image: NASA
アポロ11号の着陸場所を映したLRCO画像

手動の月面着陸

今回の再現映像制作にあたってLROCチームは、緯度、経度、方向、速度、高度など、着陸に関わる重要な要素をすべて使用したほか、着陸時のボイスレコーディングを参考にしながら、シミュレーションを作成しました。

NASAのリリースでは、当時のドラマティックな状況を次のように描いています。

ウエストクレーターの岩が多い北東の側面に目標地点があることを確認したアームストロング。手動コントロールでの水平飛行に切り替え、安全な着陸地点を探そうとしました。そのときアームストロングは危険を察知しましたが、飛行に必死であったために状況について宇宙管制センターと話し合うことができませんでした。

危険とは、たった90m下に約190m幅のクレーターがあるのを見たときのこと。着陸しようと思っていた場所に大きな岩がゴロゴロあって、安全な場所を探さなければいけなかった当時の彼の心境はいったいどんなものだったのでしょう…!

着陸後クレーターへ

岩が多く危険な場所を過ぎ去ったアームストロングは、500m先の安全そうな場所を見つけて慎重に機体を着陸させました。着陸の直前、直径40mの、のちにリトルウエストクレーターと呼ばれるものの上空を通過しました。アームストロングは船外活動(EVA)でこのクレーターを訪れて写真に残しました。

こうした状況を正確に示すべく、LROCチームはさらに以下のようなシュミレーション動画を制作しました。バズ・オルドリンも見た景色ですね。

Video: Lunar Reconnaissance Orbiter Camera/YouTube

オリジナルの映像と、新たに再現した映像を並べて見てみると、やはりLROCチームによる再のほうがより細かく伝わるものがあります。ボイスレコーディングと映像がマッチしているので、アームストロングやオルドリンとともに月面を見ているような気分にも浸れます。

もっとパノラマとか、広角の景色も見たいなーなんて言ったらわがままでしょうか。いや、NASAならいつかやってくれるかもしれませんね!

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