令和だよな……。えっと、カセットテープの新製品が発売されます。い、いや、ほんとだって!

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  • author 三浦一紀
令和だよな……。えっと、カセットテープの新製品が発売されます。い、いや、ほんとだって!
Image: ナガオカ

若い人は見たことないだろうなー。

カセットテープって知ってますか? まあ、昭和の時代をある程度生きてきた人ならば、一度は使ったことがあるんじゃないかと思いますが、平成も後半に生まれた、ティーンエージャーは「は、何それ? イミワカなんだけど!」って感じかもしれませんね。

カセットテープは、磁気テープを採用した記録メディア。何度も上書きできる、取り扱いが簡単ということで、1970年代後半から90年代前半くらいまでは、大活躍したメディアです。

主な用途としては、音声の録音が挙げられます。また、フロッピーディスクが普及する前は、データ保存用としても使われていました。パソコンと繋げられる専用のレコーダーがあって、作ったプログラムデータを保存するときに、「ピーヒョロロガー!」っていう音がするんですよ。データを音声信号に変換して保存していたわけですね。

昭和40年代生まれあるあるとしては、小学生くらいのときはテレビの歌番組で歌を録音ですかね。テレビの前に座りラジカセにカセットテープをセット。歌が始まるタイミングで録音ボタンを押す。ライン入力ではないので周囲の音が入るため、その間は家族全員静かにするよう注意するのですが、たいていお母さんが「梨食べる〜?」などと台所から入ってきたりして、「ちょっと〜今聖子ちゃんの歌録音してるのに!」といった会話もバッチリ録音されてしまいます

中学生や高校生になると、ラジカセとかコンポとか買ってもらって、いっぱしにレコード(CDではない)とかラジオ番組で音楽とか聞くようになるんですよ。で、レコードをカセットテープにダビングしたり、ラジオ番組を録音(エアチェック)したりするわけです。

僕は貸しレコード店友&愛とか)で借りてきたレコードをせっせとダビングしたり、FMラジオで好きな曲が流れる番組を調べてエアチェックしたり(当時はFM専門誌が多数あって各番組でかかる曲の一覧などが載っていた)、AMの深夜放送をタイマー録音して聞いたり、友だちに貸したりしてました。

サイズもコンパクトで持ち運びしやすいということで、携帯用のカセットプレーヤーが発売。ソニーの「WALKMAN」が有名ですね。僕はAIWAのピンクのやつを高校生のときに買いました。WALKMAN高いんだもん! でも、外で音楽を聞く文化はこの辺りから始まっていると思います。

まあ、CDが発売されると音楽メディアとしては一気に衰退。ただし、ライターや編集者は、インタビューなどの録音にカセットテープを長年愛用していました。インタビューなどの音声をテキストにすることを「テープ起こし」というのは、ここから来てるんですよ。僕、未だに文字起こしのこと、テープ起こしって言ってます。

とまあ、カセットテープについて語り始めたらいくらでも話せるわけなんですが、ここ20年くらいはまったくその存在を気に留めていませんでした。もう使わないんだもん。

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Image: ナガオカ

でも、そんな昭和のメディアの新製品が、この令和に登場。ナガオカがカセットテープの新製品「CT」シリーズを発売しました。需要あるのかな……。今回10分、20分、60分、90分の4種類が発売。いずれもノーマルタイプです。

カセットテープは、磁気テープの種類によりノーマル、クローム(ハイポジ)、メタルの3種類がありまして、ノーマル<クローム<メタルの順に高音質。ただしメタルは1回録音すると、上書きしても前の音が残ってしまうので、「永久保存版だ!!」くらいのテンションのときしか使いませんでした。何度も繰り返して使うような場合はノーマルが一番です。

価格は10分の「CT10」が162円、20分の「CT20」が194円、60分の「CT60」が238円、90分の「CT90」が281円(すべて税込)となっています。

誰が使ってるのかなと思ったのですが、どうやらご高齢の方がカラオケの練習用習い事で使っていたりするようです。また、アナログ音源なので耳に優しく、CDよりも聞きやすいという声もあるよう。

実は、ほかのメーカーでもまだカセットテープを作っているところがあるみたいなので、カセットテープはまだまだ健在のようですね。

Source: ナガオカ via 価格.com, withnews

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