Sonos Ampレビュー:自分の部屋をライブハウスにする近道

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  • author 武者良太
Sonos Ampレビュー:自分の部屋をライブハウスにする近道
Photo: 武者良太

コイツのスピーカー駆動力、めっちゃ高いわあ...。

オーディオといえばスマホ&Bluetoothイヤホン。そんな時代ではございますが、スピーカーで聴くサウンドというのもデリシャスです。イヤホン、ヘッドホンとは違ってスピーカーのある方角に音場が作られるため、ライブのサウンドステージをそのまま楽しめるんですよね。

しかし現在。据え置きのスピーカーやアンプなど、いわゆるステレオコンポは下火です。なぜなのか。その理由を考えると、スピーカーサウンドを求める人のおウチに既存の機器が行き渡ったことと、機能面での進化スピードが衰えて買い替えサイクルが伸びたんじゃないかなと。

だからこそ、「買い替え」の理由を備えているアイテムを推すべきかなって思うんです。

AirPlay2、各種ストリーミングサービスに対応したデジタルアンプ

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Photo: 武者良太

という視点で見ると、「Sonos Amp」は魅力的なんです。角いシンメトリーなデザインがシンプルすぎて、モノリスっぽいのもいい。80'sなシューティングゲームの名作、『ゼビウス』の敵のようにも見えてくる。これ、個人的には惚れるポイントです。

コイツは一言でまとめると、ストリーミングサービスに対応したデジタルアンプ。有線接続のスピーカーとWi-Fi環境を用意すればシステム完成。音源はどうするって? 普段はSpotify、Apple Music、Google Play Music、Amazon Music、YouTube Musicでよくない? しかもコイツのアプリがアタマよくて、複数のストリーミングサービスの横断検索などができちゃうんですよ。

手持ちのスマートフォンに保存した音を聴きたいという人も無問題。AirPlay 2やDNLAなどに対応していますからね。

著名なストリーミングサービスのすべてに対応しているわけではありません。でもグローバル展開をしているサービスのほとんどは使えます。

Bluetoothはないけど必要十分なインターフェース

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Photo: 武者良太

背面インターフェースがシンプルで扱いやすそうなのも好みだなー。入力端子はRCA(アナログ)、LAN(ネットワーク)、HDMI(デジタル)の3つのみ。アナログ数チャンネル分のRCA端子、各種光入力端子などはありません。

音楽趣味に傾倒している人でも、CDプレーヤーもしくはターンテーブルを接続するためのアナログ1系統があれば十分じゃない? 両方を持つ人のために光アダプターも用意されるようだし。

CDもターンテーブルもカセットデッキも複数のDACも1台のプリアンプにつないでいる…という古くからのオーディオ演奏家はターゲットにしていないだろうから、マストな仕様だと見ましたよ。

なおHDMIは、音声の相互通信が可能なHDMI ARCに対応とのこと。古いHDMIテレビとつなげた時に音を送り込めるかどうかは、すみません、機材がなく確かめられませんでした。HDMI ARCに対応した、2010年以降の有力メーカー製テレビなら大丈夫ということで、どうかよしなに。

もうアナログなフルサイズアンプはいらない…かな?

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Photo: 武者良太

スピーカーとの接続は、背面左側のバナナコネクタを使います。付属品に「+/ー」のスピーカーケーブルをセットで接続できる専用バナナプラグがあるのですが、これが極めて便利なの...。「+/ー」、左右を間違えずにコネクトしやすいの…。

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Photo: 武者良太

装着は普通のバナナプラグと同じ。スクリューを回して軸に穿たれた穴を出して、むき出しにしたスピーカーケーブルの電線部分を差し込んでスクリューで締め込めばオッケ。あとは上下の向きを間違えないように、Sonos Ampに差し込めばいいんです。

スピーカーケーブルって、そうそう抜き差しするもんじゃないですけどね! でも手軽にインストールできるし、大掃除や模様替えのときにすぐケーブルを外せる仕様が、買い替えの理由になる人もいるかもしんない。

肝心のパワーは申し分なし! 僕は3WAY 4ユニットで、25cm径のウーファーが鳴らしにくいトールボーイスピーカーを使っていますが、ちゃんと低音もドコドコ鳴っててライブハウスなトーンが気持ちいい。ボリウム絞り気味でも振動板がしっかりと動いてる。デジタルアンプならではの駆動力の高さがいいですなあ。

僕個人としては、10kg超えのアナログアンプ/真空管アンプにロマンを感じる世代ですが、これから買うならデジタルアンプ一択でいいと言いたい。Sonos Ampは125W×2チャンネル出力のアンプにしては2.1kgと軽量で動かしやすいのもポイントですし、幅も奥行きも217mmで短めですし。

自由なレイアウトが楽しめる三脚穴つき

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Photo: 武者良太

AV機器ラックをどーんと置けるおウチなら気にしなくていいでしょう。でも一人暮らしの1DKとかの部屋だと、限りあるスペースをAV機器だけに専有させるのって厳しいですよね。

なるほど、考えられてる。Sonos Ampの底面部に見えるこの穴。カメラ用三脚がつけられる穴だったんです。

ボディの重さが2.1kg。ケーブルなどの重さを含めても3kgにはならないでしょう。ということは、がっしり目の三脚で十分支えるということなんですね。

壁とか、ラックへのマウントもラクそう。左右のスピーカーの間の床にドン!と置かなくてもいい、自由なレイアウトをしてみてよと言われているかのようです。

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Photo: 武者良太

なお参考までに、上面のデザインはコチラ。シンプルです。

さすがにマイクは入れてほしかった

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Photo: 武者良太

ボリウムもセレクターもなし。フロントパネルがタッチインターフェースで、音量調整・曲送りはできるけど、基本的に操作は全部スマートフォン。カンタンといえばカンタンですね。

でも、他のSonos製品はマイクを組み込み、 Amazon Alexaの音声コマンドを受け付けてくれるモノが多いんです。Sonos Ampはマイクレス。同じネットワークに繋いだほかのAmazon Alexa搭載機器からコントロールできるようだけど、惜しいかなー。据え置きアンプの前まで歩いて声で操作するというのが現実的ではないという話もありますが。

公式サイトでの価格は7万800円。機能性・パワーを考えたらかなりリーズナブル(ハイパワーなオーディオアンプは高価なものが多い)。ストリーミングサービスのプレイリストを使いまくっている方であれば、システムを刷新するチャンス到来といえるかも。

Source: Sonos

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