心配無用! VR革命は元気に進行中!! … でも、ご家庭にやって来るのはまだまだ先です

  • 6,029

  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
心配無用! VR革命は元気に進行中!! … でも、ご家庭にやって来るのはまだまだ先です
Photo: Sam Rutherford(Gizmodo US)

あ、よかったです!

2016年、HTCやOculusが初代VRヘッドセットを発表した時は、いよいよVR時代の幕開けだ!と思いました。が、あれから3年とくに生活に大きな変化はなく…。VRどうなったかなー。なんか最近一時期より聞かなくなったなー。やっぱりまだまだ時期尚早だったのかなー。なんて思っていた今日この頃。安心してください、やってます。元気にしっかり進行してます。ただ、イチ消費者がお家で使える日は、まだ先ですけれど。

VRは忘れ去られたわけではありません。ただ、VRの進む道が、ハイスペックなパソコンを持つアーリーアダプタやガチなゲーマーをターゲットにした消費者向け端末から、研究所や企業向けのトレーニングマシンとしてその方向が少し変わっただけなのです。

まずはビジネス向けから

現在、HPVarjoなど、VRプロジェクトを進める多くの会社がビジネス向け端末を開発しています。HTCだって、VRハード&ソフトの消費者向けアプリをサポートするためのビジネス向け特別部門を設けたばかり。VRを楽しみに待つイチ消費者としては、面白くない流れではあります。が、まずはそのコストをよく考えてみましょう。

VRは高い。たかーい! たとえば、Vive ProやValve Indexだと800ドルから1,000ドル。手が届きやすいOculus Questでやっと400ドル。ゲーム機だってこれくらいの値段はしますが、問題は遊べるコンテンツが少なくユーザーが価格に見合った満足度が得られないという点。エンタメ予算をやりくりしている多くの人にとって、新しいスマートフォンか、ゲーム機か、テレビか、VRヘッドセットのどれかを選ぶとしたら、VRをチョイスする人はかなり少ないはず。いや、500ドルから1,000ドルあるなら、いっそ旅行に行くという人だっているでしょう。そっちのほうが、よっぽど満足度が高いってもの。

では、イチ消費者ではなく企業のトレーニングツールと考えるとどうでしょう。安全ガイドや企業ルールを社員にパワボで見せるより、緊急事態をVRで体験できるとなれば、より高度で、体にも頭にも残る研修になります。VRコンテンツを作るのは、まだまだ高度な技術のいる限られた仕事です。それが企業向けコンテンツとなれば、予算も潤沢でVRコンテンツを作ることができる人材をチームで雇用することができます。そしてその経験によって、技術は磨かれ広がり、より多くのVRコンテンツが生まれる未来へと繋がるはずです。

190723vr01
Photo: Sam Rutherford(Gizmodo US)

VRの開発は現在も進んでいる

米Gizmodo編集部のSam Rutherford記者は、先日 HTC ViveのビジネスソリューショントップであるDan O’Brien氏と話す機会があったそう。そこで聞いたのは、HTCは消費者向けVR端末の開発にまだ注視しているものの、現在のVR開発を引っ張っているのが企業からのニーズに間違いないという話。また、かつてVRの初体験はGoogle CardboardやSamsung Gear VRだったのに対し、最近は会社や企業イベントで初体験する人が増えているという変化にも触れていました。

190723vr02
Photo: Sam Rutherford(Gizmodo US)

VRヘッドセットが消費者向けに販売されて3年。ユーザーにお気に入りゲームをきくと、大抵Beat SaberかSuper Hot VRが多いです。一部で人気はあるものの、社会現象となるキラー作品はまだでていません。つまり、VR業界にはまだマリオのような存在はいない=それがでれば大きく変わるかもということ。

VRの開発は進んでいます。フォービエイテッド・レンダリング、インサイドアウトトラッキング、シセントラッキング、指や手の認証などなど、めまぐるしく進化しています。ただ、消費者向けではない。今はそこじゃない。大丈夫、VRは忘れられてはいません。ご家庭にやってくるその日まで、その日のために今はちょっと違う道でがんばっているところです。

190723vr04
Photo: Sam Rutherford(Gizmodo US)

    あわせて読みたい

    powered by