噂のTikTokスマホは本当でした。ただし「TikTokのスマホ」ではない

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
噂のTikTokスマホは本当でした。ただし「TikTokのスマホ」ではない
Image: TikTok via Gizmodo US

念のため。

日本でも若い人たちに大人気の動画投稿アプリTikTok。これを運営しているのが、Zhang Yiming(張一鳴)が設立した中国・北京のByteDance(バイトダンス)社です。

Zhang Yiming氏は、アプリで大成功を収めているにもかかわらず、長年「ByteDanceのアプリがあらかじめインストールされたスマートフォンを長年夢見ていた」そうで、先日もスマホを開発しているとのが大きくニュースで出ました。

そして今、ByteDanceがスマートフォンを開発していることを認めました。それが「やっと叶うことになりそう」だというのです。

提携メーカーと開発を続けて7カ月

Reutersによりますと、ByteDanceは中国のスマートフォンメーカーSmartisan社との以前からの契約を継続し、独自携帯機の開発を更に続けることを発表したとのこと。報告では、この開発はすでに7カ月近く行なっているのだそうです。

この発表の前には、ByteDanceがアプリとソフトウェアからハードウェアへと自社製品の拡大をさせるべく、多数のスマートフォン関連特許と共に何人ものSmartisanの従業員を引き抜く契約をしていました。

最終的には買収も?

Smartisanは、中国の携帯電話メーカーの中でも有名なHuawei、Xiaomi、それにOppoやOnePlusを所有するBBK Electronicsと比べるとまだまだ小さな会社です。

2社の提携がどこまで及ぶのかハッキリしないものの、ByteDanceは、このニッチなスマホメーカーを乗っ取るか、吸収するかを見据えているのかもしれません。ByteDanceの広報いわく、新型スマホは「早期にSmartisanが出したプランを継続し、かねてからのSmartisanユーザーのニーズを満たすことを目的としている」とのこと。

「TikTokスマホ」ではない

合わせてByteDanceの広報担当者より、このスマホが公式にTikTokスマホになるかはまだ明らかに出来ないと、声明文を出しました。その内容がこちら。

我々のスマートフォン開発についての報告は、ByteDanceがSmartisanと協力し始める前に実施されていたプランを継続することだと厳格に言及しています。この製品はTikTokとは無関係であり、Smartisanの既存の顧客を主体としたニーズを満たすことに焦点を当てています。

一応、これまでSNSスマホとして作られてきたMicrosoftの「KIN」や、FacebookのHome OSをベースにした「HTC First」などは失敗に終わってきましたが、TikTokスマホはあくまでもByteDanceのスマホ。ダメかと判断するには、まだ早そうです。

TikTokは4番目の規模を誇るSNSに成長

5年も経たないうち、TikTok(中国では「DouYin」と呼ばれている)は驚くべき速さで成長し、Facebook、YouTube、Instagramに次いで4番目に大きなソーシャルメディアプラットフォームになりました。

TikTokは最近、AI音楽のスタートアップ企業、Jukedeckを買収するなど、コンテンツ制作ツールの改良のために新しいテクノロジーに投資しています。さらに、TikTokはインドアメリカなどの国々で中国内より多くのユーザーを急速に増やしている、数少ない中国製SNSアプリの1つとなっています。

まだ謎だらけ

残念なことに、ByteDanceの次期スマホについての詳細やスペックについての情報は多くはありません。ですが7カ月の開発期間と、かつてのSmartisan幹部が指揮を執っていることを踏まえると、このスマホが思ったより早くリリースされても驚くことはないでしょうね。

Source: Financial Times, Reuters, Influencer MarketingHub

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