ARって聞いただけで、ワクワクしちゃう。
世界中の誰もが知っているアメリカの象徴、自由の女神。今は、潮風や酸性雨の影響で緑色ですが、建設当初は銅色だったんですって。じゃあ、一体建物は何でできているんでしょう(ぼくはこのアプリを使うまで何でできているか知りませんでした...)。まだまだ自由の女神について知らないことってたくさんあると思うんです。ですが、これからはなんと新自由の女神ミュージアムとAppleが共同開発したアプリで問題が解決します。なんとまあ便利な時代。
リアルでもARでも自由の女神に思いっきり浸れるように
自由の女神には毎年たくさんの観光客が訪れます。ですが、残念なことに入場制限のため訪れた大半の人々は像の中に入ることができないとのこと。そこで、より多くの人々に自由の女神を体験してもらおうと、デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグさんを中心に活動が行なわれ、新自由の女神ミュージアムとARアプリ「Statue of Liberty」が公開されました。

新自由の女神ミュージアムでは、約100年前まで使用されていた当時のたいまつ(自由の女神が掲げてるアレ)を眺められたり、自由の女神の建設ストーリーや構造について実際に見て、聞いて、深く学ぶことができます。子どもから大人まで楽しめる施設になっているみたいです。しかも、リバティー島を訪れた人々は無料で入ることができるのも魅力的ですね。

そして、ミュージアムと同じくらい充実している「Statue of Liberty」もリリースされました。このアプリでは、自由の女神が掲げるたいまつの高さから周りの景色を楽しんだり、女神の実物大の足の大きさなどを画面を通して見ることができるのです。
アプリでは主に4つの体験を提供しています。まさに大・迫・力。実は、Appleが提供するAR技術をフル活用しています。





Appleが関わる魅力
AR(拡張現実)は、近年アップルがもっとも力を注いでる分野の一つです(先日、WWDC2019にて発表されたARKit 3もARのさらなる可能性を提示した画期的なものでした)。ミュージアム及びアプリの開発に貢献したダイアンさんは、ティム・クック氏と会った際、こう話したそうです。「自由の女神を訪れた人々が、そこでAppleの体験をすることができたらどれほど素晴らしいことではないか?」と(ここだけの話、クック先生は今まで1度もリバティー島を訪れたことがないみたいですよ)。現在アプリは155カ国で配信されているとのこと。それはつまり、1億台以上のデバイスで利用可能だってことです。おそるべし、Appleの影響力。

公式で発表しているわけではありませんが、もしかしたらAppleはこれからこういった観光施設をARを通して提供する取り組みに興味を示しているのかもしれませんね。いつの日か、ピラミッドから昇る日の出や、バッキングガム宮殿からの光景もAR技術を通して体験できるかもしれません。むしろ、どんどんやってほしい!
最後に
「Statue of Liberty 」アプリは現在iOSでのみ利用可能です。対応言語は英語のみとなっていますが、英語の勉強も兼ねて自由の女神を深く学べる良いチャンスかもしれません。
ちなみにアプリをダウンロードした僕はすぐに公園へ行き、1時間ほど何もない空間でiPhoneをぐるぐる回しながら「すごい! すごい!」と1人で感動していました。Appleが提供するAR体験はまさに魔法そのもの。びっくりするくらい違和感なく反映されるので、じっくりとさまざまな角度から自由の女神からの景色を眺めることができました。マンハッタンやニューヨークがまさかiPhoneで一望できるとは思いませんでしたよ。
周りの視線?そんなもの気にしてはいけません。
Source: App Store