Appleはサード業者によるバッテリー交換がやっぱり嫌い

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  • author 塚本直樹
Appleはサード業者によるバッテリー交換がやっぱり嫌い
Image: Kevin Khoo/Shutterstock.com

Appleの姿勢はかわりません。

修理レポートでおなじみiFixitによると、Apple(アップル)は「(隠された)ソフトウェアロック」を起動させ、一部の新しいiPhoneサードパーティーによるバッテリー交換がおこなわれた際、バッテリー状態のデータにアクセスさせないという変更をくわえています。…どんだけ嫌いなんでしょう。

ちゃんと動作するのはAppleの認証キーつきバッテリーだけ

iFixitによると、バッテリー状態のデータにアクセスできない状態は意図的な機能であるとのこと。iPhoneのバッテリーが「固有のApple認証キーを割り当てられたTexas Instruments社製のマイクロコントローラーを搭載していない製品」に交換されると発生します。バッテリーの情報がユーザーに提供されなくなるのですが、そうした情報の中には容量の劣化などを示す情報も含まれているのです。そして、そうした情報が表示されないかわりに、ユーザーはジーニアスバーや認定プロバイダーにiPhoneを持ち込むように案内されるようになっています。

さらにiFixitによると、Apple純正の別のバッテリーを利用しても、機能が利用できないとしています。つまり、正しく機能を利用するには社内の認証されたツールを利用して交換を行なう必要があるようなのです。

iFixitによれば、このソフトウェアロックはiPhone XRやiPhone XS、iPhone XS MaxとiOS 12やiOS 13のベータ版にて確認されています。またApple Insiderによれば、2019年3月に更新されたサポート文章にて、ユーザーを公式のバッテリー交換プログラムへと誘導するためにソフトウェアに制限をもうけることが示唆されていたとのこと。また、マイクロコントローラーのドキュメントにも、問題のソフトウェアをロックする機能について触れられています。

Appleが純正バッテリーやストアでの修理を推奨するのは、安全上の理由はもちろんですが、それにより収益があげられることもありそうです。2019年3月にはAppleが修理ポリシーを変更し、サード製バッテリーを搭載したiPhoneでも正規プロバイダーで修理できるようにしたと報じられていたのですが…。Appleの今回の制限とは相反する動きですね。

一方で、消費者による修理する権利をもとめるロビー活動も拡大しています。Appleの広報担当はAxiosにたいし、「我々は製品が安全かつ正確に修理され、リサイクル可能な方法で修理されることを徹底したいのです」と伝えていますが…この変更は、はたして消費者にとってプラスに働くのでしょうか?

Source: iFixit via Gizmodo US

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