デルタ航空で乗客が一人だけという奇跡が起きる! しかしこの話には続きがあった…

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  • author Jennings Brown - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
デルタ航空で乗客が一人だけという奇跡が起きる! しかしこの話には続きがあった…
Image: Wangkun Jia / Shutterstock.com

ラッキーだったけど物語には続きがありました。

デルタ航空の飛行機に乗り、アスペンからソルト・レイク・シティーへと飛んだヴィンセント・ピオーニさん。この便には彼以外、他の乗客がいなかったためプライベート・ジェットとなったことがツイートされ、世間に拡散されてました。

これは当初飛ぶ便がキャンセルされ、予定が変更されたために起こったラッキーなアクシデントでした。搭乗前からそのあとの様子が、彼のTwitterアカウントに投稿されています。

確かに貸し切りでコックピットへ挨拶に行けるほど。しかしピオーニさんはコメディー映画監督であり、かつてはコメディー動画を配信するサイト、CollegeHumorに勤めていた過去から、この出来事もジョークではないか? と怪しむ人たちも多数いたようです。

ストーリーがネットを飛び回る

とはいえ、ネット上ではいろんなニュース取り挙げられていることから、信憑性はちゃんとしており、ホントに起こった出来事だったのだろうと考えられています。

しかしなぜ、デルタがプライベート・ジェットを提供することになったのでしょうか? ADWEEKがピオーニさん本人に事情を訪ねたところ、そのフライトはアクシデントだったとのこと。最初のフライトがキャンセルされたので、夜に振替の飛行機に乗ろうとしたら……彼以外に搭乗するよう呼びかけられる人がいなかったのだそうです。

飛行時間は約1時間。彼はその道中客室乗務員とお喋りしながら、無料のテキーラとソーダを楽しんだ、と報じられています。

しかし続きがある

なんとその飛行機は、離陸することがなかったというのです。

どういうことでしょうか? 木曜日、ピオーニさんはTwitterに真実を公開し、本当は何が起こったのかを明らかにしました。いわく、そのフライトは機械に問題が発生したので飛ばなかった、とあります。なので最後は翌朝に、そのた大勢の乗客たちと別のフライトで飛んだのでした。

デルタさん、先週はイカした体験をありがとう。僕の動画は100%真実だよ……そして撮影はそこで止めたんだ。機械の問題でプライベート・ジェットが再び故障したあと、翌朝普通のフライトに乗ったんだ。

撮影したものは、愉快で真向きな短編映像なんだ。なぜなら僕はそういうものを伝えたいからね。僕はコメディーを作っているんだよ!

あの映像はディレクターズ・カットだと思って欲しい。夢の中にいる間、僕は素晴らしい乗務員たちとたくさん笑ったよ。この話だけ急速に飛んでしまったけど、飛行機は飛ばなかったんだ。

なるほど。代わりのフライトにひとりで乗り、乗務員たちとコミュニケーションを取ったところまでは真実ですが、いざ離陸するときにまた故障が見つかって、実際は飛んでいないんですね。でもディレクターズ・カット版の動画だけが独り歩きしてしまった、というのが真相だったようです。どうやらピオーニさんはADWEEKにも嘘の話をしていたようで、真実発覚後にADWEEKの記事に追記された本人コメントでは「ネット上にはネガティブな記事が蔓延してるから、こういう愉快な話を広めたかった」と語っています。

デルタ航空も認める

米Gizmodoの取材により、デルタ航空もこのフライトが離陸しなかったことを認めています。声明文にはこうあります。

デルタの乗継便3652便は先週、予定が延期になりましたが、メンテナンス上の問題ですぐにゲートに戻りました。その航空機は間もなくして、乗客を搭乗させずに離陸しました

なのでピオーニさんが降りたあとでも、3652便はプライベート・ジェットだったんですね。乗客はゼロ人でしたが。

Source: Twitter, FOX6, NEW YORK POST, BUSINESS INSIDER, WTVR, People, digg, ADWEEK

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