ほちい…。
テック企業とハッカーとのイタチごっこは終わる気配をまったくみせませんが、Apple(アップル)は新たな一手を打つようです。海外報道によれば、Apple(アップル)はセキュリティ対策に活用できる特別なiPhoneを提供する予定があるというのです。
Forbesによると、ラスベガスにて開催されたBlack Hatのセキュリティカンファレンスにて、Appleはこのプランを発表しました。この特別なiPhoneは基本的に「開発者向けデバイス」のような位置づけで、通常のiPhoneよりも多くの機能が利用できます。さらにプロセッサを停止したり、メモリ内を検査することもできるというのです。
この特別なiPhoneは一部の招待されたバグバウンティプログラム参加者に提供されます。バグバウンティプログラムとは、企業にバグを報告すると報告者が報奨金を得られる制度。2016年の発表時点では、このバグバウンティは最高で20万ドル(約2100万円)に達するそう。また、Appleは誰でも参加できるmacOSのバグバウンティプログラムも開始するつもりだと伝えています。
なおこのようなプログラムが始まる理由として、Vice Motherboardが伝えるようにApple社内の開発者向けiPhoneがブラックマーケットに流れていることもあるようです。このようなAppleが意図しない端末が価値を持つよりは、いっそ自分からバグ発見用のiPhoneを提供してセキュリティを高めよう…というのが狙いのようですね。
一般人の我々にはちょっと縁の遠いセキュリティのお話ですが、腕に自身がある方はAppleからの招待が待ち遠しいですよね...!
Source: Forbes