SpaceXの火星ロケット打ち上げテストで、近隣住民の窓が割れる可能性がある

SpaceXの火星ロケット打ち上げテストで、近隣住民の窓が割れる可能性がある
Image: SpaceX via Gizmodo US

いきなりそんなことをいわれても…。

SpaceXのロケット発射テストで、自宅の窓ガラスが割れる可能性がある。そんな警告を、SpaceXの施設があるテキサス州キャメロン郡の危機管理局が警告していたことが報じられています。怖…。

ロケットの不具合によっては窓が割れる

Brownsville Heraldによると、テキサス州・ブラウンズビルにあるSpaceXの発射施設「SpaceX South Texas Launch Site」の近くに住むボカ・チカ・ビレッジの住民は、8月26日の「スターホッパー」のテストにより自宅の窓ガラスが割れる可能性があると、当局から警告されていたそうです。スターホッパーは、火星に人類を運ぶ見込みの巨大ロケット「スターシップ」のテストを行なうための試作機です。

このテスト、日付を見てもらえばわかるように、すでに実施済み。しかし、テストはラプター(ロケットエンジン)の点火に失敗し、テストは29日(日本時間)に延期されました。ってことは、まだ割れる可能性あるよね…。

この警告は、飛行テストで「スターホッパーに不具合が発生した場合、窓ガラスが割れるような圧力が生じる可能性がある」としています。またケガを避けるために住民は住居から避難し、「最低でも家や施設から出て、敷地内の建物の外に出る必要がある」と伝えているのです。

権利が踏みにじられたと、住民から怒り

このような事態に、もちろん住民が納得するわけがありません。Business Insiderによれば、地元に一時的に住んでいるCelia Johnsonさんは、このように語っています。

「私はとても怒っており、まるで戦闘地域にいるようです。私たちの権利はお金や欲望、政治によって踏みにじられました」

そして、Cheryl Stevensさんも次のように述べています。

「私はショックを受け、怒り、どのような被害を受けるかどうかが心配です。テストの当日には何をすべきか、とても困惑しました。そして、まだどうすればいいのかわかりません。私は月曜日に連邦航空局(FAA)に電話し、公民権の侵害について議論するつもりです」

火星ロケットのテストは続く

今回のテストでは、スターホッパーは200mまで上昇する予定です。さらに、現時点での予定では9月に、CEOのイーロン・マスクがプロジェクトの詳細を発表します。また、スペースXは将来的に、ラプターを3基搭載したスターシップのプロトタイプ「MK1(今回のスターホッパーとは別)」を、この施設で打ち上げる予定です。はたしてその際にも、住民の安全は守られるのか…海の向こうから心配になってしまいます。

Source: Brownsville Herald

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