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もしかしたら、ニンテンドースイッチライト(税抜き1万9980円)さえあれば、ニンテンドースイッチ(税抜き2万9980円)はイラナイ...? いやいや、使い方によっては2つあってもいいかも...と語るのは、2017年の発売と同時にニンテンドースイッチを買ったという米GizmodoのSam Rutherford記者。
今回は、任天堂プレビューイベントに参加してきた彼が、ライト版の特徴について標準モデルとの比較を交えながら詳しくレポートしています。
ニンテンドースイッチライトはニンテンドースイッチの代わりになるものだと思っていました。でも、そうじゃないんです。特に携帯モードとTVモードのどちらでも遊びたいという人にとって、ニンテンドースイッチ(標準モデルのほう)はいまなおベストチョイスです。
では、ライト版はどうなのかというと、ずばり外出先でプレイしたい人向けです。そういう意味で、ニンテンドースイッチライトは3DS/2DSの後継機といったほうがしっくり来る気がします。

標準モデルでは、両側のコントローラー部分を切り離した後の軋みがありましたが、ライトは基本的に携帯モードでもしっかりとした頑丈さが実感できます。それから標準モデルよりも25%ほどサイズダウンしているので、鞄にポンと入れて持ち運びやすいです。ただ、「ポケットサイズ」と呼べるサイズ感ではありません。

でも、もっと重要なことを言うと、ライト版のほうがボタンやスティックが使いやすい気がしています。左フェイスボタンは十字キーになり(2017年に初代スイッチが出てからというものの、待ってました!)、右フェイスボタンはより深く弾力性もアップ。リアトリガーもクリック感アップといった印象です。
さらに細かい違いに着目してみると、たとえばmicroSDスロットを隠すためのキックスタンドがなくなり、スタンドアローンmicroSDカードポートが追加されたこと、それから本体表面の滑らかさ、マット感も増したので、指紋や脂っこい感じがぺったり付きづらくなったことも挙げられます。










ステレオスピーカーポート2つも、画面の下ではなく本体の下部に移動しました。が、音質や音量には特に大きな影響はなさそうです。また標準モデルとは異なり、ライトには環境光センサーがないため、画面の明るさを手動で調整する必要があります。
標準モデルが102mm x 239mmなのに対して、ライトは91mm x 208mm。画面に関しては、ほとんど大きな差がありません。が、ライトのほうが色温度の暖かみがあり、強いて言うならオレンジ、赤系がほんのわずかに強いような...でも、ほぼ気づかない/気にならないレベルです。

ニンテンドースイッチライトは小さめの画面で解像度1280 x 720なので、高画像密度+文字やアニメーションのシャープさが期待できます。屋外での使用については、標準モデルと特に変わりません...すなわち、直射日光下では画面がちょっと見づらいです。
さて、ここまで見る限りライト版さえあればもはや標準モデルのニンテンドースイッチはいらないのでは...とすら感じてくるかもしれません。
差額でJoy-ConやSwitch Proコントローラを買えば標準モデルとほぼ同等になりますし、さらに残った資金でゲームを買うこともできます。ただ、ライト版にはIRカメラがないため「ニンテンドーラボ」や「1-2-Switch」(ワンツースイッチ)など一部のゲームプレイに制限があります。

それでもニンテンドースイッチライトは、普段から携帯モードを使う子どもから大人まで、さらにはすでにスイッチを持っている家庭であってもおすすめできます。テレビにつなぐ自宅用と外出先用といった使い分けもできますからね。
現時点では同社のいう3〜7時間のバッテリー寿命、それから追加のコントローラーへの接続の処理能力などにおいて、さらなるテストが必要な部分もあります。個人的に、スイッチ2台目が必要か悩んでいましたが、実際にライト版を目の前にしたあとは心が動いています...。