8月に暖房器具を発表する勇気。
残暑もこれからって時期ですが、みなさん暖房器具って何を使ってます? エアコンやコタツ、ファンヒーターといろいろある暖房マシンたちですが、どれもまあ、見た目は「ザ・家電」って感じでちょい垢抜けないですよね。デロンギとか、ダイソンなんかはけっこうカッコいいけど。
本日、国内メーカーのコロナ(そう、あの石油ストーブのコロナです)が新型ヒーターを発表したんですが、これが「えっ? これコロナなの?」ってぐらいカッコよかったのでご紹介します。
すいません、ちょい失礼な言い方だってのはわかってます。でもいままでのコロナとイメージ違いすぎるんだもん。
シャープなメカ的造形美「NOIL HEAT」





発表された新型ヒーターの名は「NOIL HEAT(ノイルヒート)」。カテゴリとしてはデロンギなんかのオイルヒーターと同じく、空気を直接温めで部屋に対流を起こすタイプのヒーターです。
はじめ見たとき、アルミニウム製のスーツケースを連想しました。直線で構成されたシルエット、サイドパネルのリブ、黒とブルーのコントロールパネル。
コロナの代表製品である石油ストーブと並べてみると、これが同じ暖房器具というカテゴリとは思えません。名前もなんかモビルスーツっぽい。

新しいタイプの電気ヒーター

このNOIL HEAT、さきほど「オイルヒーターと同じタイプ」とかんたんに説明しましたが、それは空気が暖まるしくみの話であって、メカとしてはオイルヒーターとは別物です。
「NO OIL=ノー オイル」の名前が示すとおり、こいつはオイルを1滴も使わず、ヒーターの高熱をアルミのフィンを使って空気にダイレクトに伝えるしくみです。オイルを使わないことのメリットは、空気を加熱する速さと本体の軽さ。あと電気代もちょっと安くなるとのこと。
あとの特徴はオイルヒーターとだいたい同じで、火を燃やさないので室内の空気がきれい、動作音がほぼ無音、ノーメンテナンスで使い続けられる、など。
発表会場で稼働しているNOIL HEATを体感してみましたが、ファンを内蔵していないのに本体の上から空気が吹き出ていると感じるほど強い対流が生まれていました。
コロナの新型ヒーター「NOIL HEAT」体験してみました(暑いけど…)。
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) August 27, 2019
ファンとか内蔵していないのに、通風口から温風が吹き上がっている感。ボディの熱は、短時間なら触れるレベルです。 pic.twitter.com/McuvUhDtlH
まだ暑い夏に、どうしてヒーターを発表したんだろうと...思うかもしれませんが、「10月の増税前に買っちゃってよ」ってことだと思います。発売日は9月下旬予定、価格はオープン価格。コロナの説明員さんいわく、実売価格は8万円~10万円くらいになりそう、とのことです。
Source: ノイルヒート | CORONA