少し安くなって、日本発売にも期待。
最近のOppo(オッポ)は攻めてますね。Huawei(ファーウェイ)に追いつけ追いこせとガンガンきてます。斜めにひらく収納型カメラで異色な印象が強い「Oppo Reno」に後継機が登場です。
まず、初代Renoと「Oppo Reno 2」の違いは背面カメラが3つから4つになったこと。そしてプロセッサのスペックと落とし、価格を安くしてリニューアル。Reno 2は、OPPOが最近どんどんシェアを拡大しているインド市場を意識した新型になっています。
日本では7月に初代Renoが発売されましたけど、Oppo Reno 2、米Gizmodo編集部が初対面してきたので、レビューをどうぞ。
中国のスマートフォンメーカーの素晴らしさといえば、リスクをとってもイノベーションを起こそうとするその姿勢。その結果、時にないわぁと思う端末もでてきますが、真のイノベーションってのはきっとそんな中で起きるものなのでしょう。
近年、最も攻めるなと思ったスマートフォンといえばOppo Reno。この後継機となる「Oppo Reno 2」が発表されたわけですが、これも初代に恥じない攻めをみせています。
引き続き、Oppo Reno 2の特徴はポップアップで飛び出すのではなく、回転してカメラを出す仕様。飛び出た姿は、まるで水面からのぞくサメのヒレのようです。ちなみに、このカメラ機能、公式名称も「Shark-fin(サメのヒレ)」カメラです。

サメヒレセルフィーカメラの他、背面には4つのカメラ(48MPメイン、13MP 2倍ズーム、8MPワイド、2MPモノクロ)を搭載。フラッシュもあり。劣化しない5倍ハイブリッドズーム機能もあります(初代Renoは10倍)。これで撮った写真が、またなかなかいい! もちろん、各レンズはシーンによって個別にも使えます。
また、4つのカメラを傷から守るよう、背面にはO-Dotと呼ばれるちょっとした仕掛けがあります。背面カメラの隣、画像では緑っぽい円に囲まれた出っ張り、これがO-Dotです。Renoシリーズは背面カメラがフラットなことが特徴。ほーんのちょっと丸いでっぱりをつけることで、カメラを下にして端末をおいても、若干すきまができて傷つかないというアイデアです。






スクリーンは6.5インチのAMOLED、ノッチや穴はなし。サメヒレカメラという飛び道具を持ちながら、外観デザインはとてもスマートで、キャラと見た目のギャップがいい。
最近のハイエンド端末のトレンドに乗っかって、Reno 2にもナイトモードが付いてます。下のスライドショーにナイトモードを使った写真いれておきますが、けっこういいです。ナイトモード以外にも、Reno 2にはDazzle Colorモード(彩度をあげてビビットにする)とか、ウルトラマクロモードとか、ウルトラ手ぶら補正動画モードとか、いろーんなモードがデフォルトで搭載されていて、正直ありすぎて試しきれないレベル。




カメラはハイエンド端末仕様ではあるのですが、プロセッサはQualcomm Snapdragon 730G(Snapdragon 7150)なので、フラッグシップ端末となるパワフルさはないですね。初代RenoのプロセッサはSnapdragon 855です。
RAMは8GB、容量256GB、バッテリーは4,000mAh。あ、ヘッドフォンジャックはあります。また、OnePlusのDash ChargingのベースになっているVOOC 3.0という充電テクノロジーを採用しているのですが、これが進化しておりOppoいわく充電速度は2倍になっているとか。
ユニークなOppoですが、OSではその「ユニークさ」がちょっと使いづらさに繋がっています。Reno 2が採用しているのは、AndroidをベースにしたColor OS。Color OS 6.1はAndroid 9が土台ではあるのですが、Androidに慣れた人だと、ちょっとこのOSの機能に手間取るかも。アイコンや設定ボタンのデザインや、英語表記にわかりにくい言い回しがあるなど。まぁ、何事も慣れです。そもそも、北米向けに作られたOSじゃないですからね。

Reno 2を触れたのは、ほんの短時間ではありましたが、それでも十分ユニークさを感じることができました。現段階では、まだ価格や発売時期は未発表。アメリカ国内では正式発売ないかもだから、寂しいですね。

日本ではOppo Renoも販売されているので、Reno 2の日本発売も濃厚。期待!