キュウッキュウ鳴いてらっしゃる。
全国の夏休みが終わって脱力しているみなさま、こんにちわ。酷暑もあいまって心も体もだるーくなっていませんか。そんな時はベルーガでも見て癒されましょう。
さて、「ベルーガとはなんぞや」と思っている人もいるかもしれませんね。ベルーガとは、北極海に住むシロイルカのこと。色んな声で鳴き、その声がよく響くので「海のカナリア」なんて愛称で呼ばれることもあります。日本だと横浜・八景島シーパラダイスで飼育されているのが有名ですね。
社会的な動物なので、群れを成して行動し、その数は200頭なんて大所帯になることも。上空写真でベルーガの大群を見た人もいるかもしれませんね。
そんなベルーガさんの様子を観察するベルーガ・カムがオンになりました。映像はカナダのチャーチル沖の水中から。「海のカナリア」なので、音が出ますよ。もう素晴らしいメロディ。イルカやクジラの会話を聞くのが好きな人はメロメロになること間違いなし。
こちらは以前紹介したクマ・カムのベルーガ版で、explore.org によるものです。ベルーガたちは通常6月下旬から7月頭くらいまではカナダのチャーチルに到着し、8月下旬にはマニトバ州のハドソンベイの方に移動していきます。理由はいくつか考えられるのですが、餌を求めている、捕食者であるシャチから逃げているなどが挙げられています。
ベルーガはシャチやイルカのような特徴的な背びれが無いので、普段なかなか見つけられません。だから、ボートに取り付けたカメラで、水中のベルーガの群れの様子を捉えた映像は、野生のベルーガを観察する上でも貴重な映像なんですね。チャーチル沖では一度に2,000頭のベルーガが観測されたこともあるみたい。ベルーガ2,000頭なんて癒しの極致です。
ちなみに、彼らの「会話」なんですが、カナダのAssiniboine Park Zooの研究責任者であるスティーブン・ピーターソン氏によると、「幅がありすぎるので、何を話しているのか判別するのは困難」なんだとか。科学者たちがベルーガの発声法を研究しているそうですが、いったいどんな話しているのでしょう。
それにしても癒されるわ。ずっと見ていられる…。
Source: Mashable