フレームの中、ではありません。
The Vergeによると、Eスクーターなどを作っている海外メーカー「Swagtron」がEバイク(電動自転車)に参入、都市向けEバイク「EB12」を発表したそうです。このEB12、価格が1000ドル(約10万円)とスポーツタイプの電チャリとしてはかなりお安めなうえにデザインもいい!

EB12最大の特徴は、バッテリーがリアキャリアに搭載されていること。多くの電動自転車ではダウンチューブかシートチューブに搭載されるので、珍しい位置です。バッテリー自体はごついんですが、搭載位置のお陰で違和感がないのがうまい。スリムで軽快そうなデザインにまとまってます。
電動自転車のバッテリーは小型化があまり進んでいません。そのため、巨大なバッテリーの存在感がデザインのうえで悪目立ちしているケースが多々。デザイン的に洗練されてない製品が多いんですよねぇ。
ハイエンドな製品ではバッテリーを小型化・内装化することでこれを解決していますが、EB12はバッテリーの大きさは変えずにアイデアで解決しているのがおもしろい。

しかもこのバッテリー、USBコネクタがついていてモバイルバッテリーとしても使えます。容量は270Whとのこと。
モーターがリアホイールに仕込まれており、漕がなくても最大時速26km/hで走行できます(※)。1回の充電で走れる距離は最大45km、通勤・通学には十分すぎる走行性能です。Uber Eatsでお小遣い稼ぎするのにも良さそうというか、PVを見るとそれをモロに意識してます。
そして、1000ドル(約10万円)というのが強いですね。電動自転車って高いじゃないですか。日本だとママチャリタイプでも平気で10万円とかしますし、スポーツタイプだと20万円以上の製品もザラ。この間151万円の電動ロードバイクが出たりも…。そんな中、うまいこと価格を抑えているEB12はなかなかスゴイやつではないでしょうか。クラシックなスリムさでかっこいいし。
※日本だと原付扱い(車道しか走れない+要免許)だと思われます。