『ポータル2』、難しかったなぁ…。
自分の中で「これができたら格好いい」と思う空間パズルゲーム『Portal(ポータル)』。このシリーズには「タレット」と呼ばれるマシンが登場します。楕円の形をしていて、赤いカメラアイがついていて、プレイヤーがやってくると攻撃してくるヤツです。
一部の『ポータル』ファン、特に『ポータル2』のファンの中にはタレットを「タレットたん」なんて呼んでアイドル扱いしたりしていましたが、私的には、なかなか手強い相手だったと記憶しています(なにせ下手だったからね)。
そんなタレットですが、実寸大で作った人がいるんですって。
すごい、本当に動いていますよ。タレットのおもちゃとかはありましたが、こんな風に標的を認識してちゃんと起動するタレットを作ってしまうとは…。
ちなみに、製作者のYvo de HaasさんがYtec3D.comで明かしたところによると、ほぼ全てのパーツが3Dプリントでできていて、監視システムにはArduino MegaやRaspberry Piといった電子部品が使われているみたい。サイトの「making of」には制作過程も掲載されています。
当然ですが、レゴのように組み立てりゃいいと言うものではなく、機械や電子機器の知識、プログラミングといったあらゆる知識と技術が必要です。また、忍耐力も欠かせません。だって3Dプリントは時間がかかりますからね。ここまでのパーツを作るのに、300時間以上かかったそうです。ほぼ2週間ぶっ続けでプリントしていたとのこと。なので制作期間は約6ヶ月ほどかかったようです。
ターゲットが検出されると、タレットは自動的に開いてナーフ銃のようなブラスターを発射。ボディは左右に約20度くらい動くみたい。弾を発射させるために使っているのは圧縮空気ではなく、毎分2万5000回転で回転するクアッドコプター電動モーターでできたフライホイール。時速60マイル以上で飛ばすのに十分な威力があるそうです。
格好いいしすごいけど、置く場所に困りますね。でもちょっとイタズラとかに使ってみたい。ほら、誰かがドアを開けたらタレットが撃つみたいにしたら面白い…、いや面白くないか。私がやられたら、普通にブチ切れるわ。