ただの水道水で洗濯する時代は終わったらしい。東芝の新型ドラム式洗濯機「TW-127X8」

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  • author amito
ただの水道水で洗濯する時代は終わったらしい。東芝の新型ドラム式洗濯機「TW-127X8」
Photo: amito

洗濯機、めちゃめちゃガジェットだった。

うちの洗濯機、かれこれ11年くらい使ってます。洗濯機を買うことなんて人生で数回しかありませんが、そのうちの1回がそろそろ近づいている気がします。

それで今日、東芝の新型ドラム式洗濯機「TW-127X8」の新製品発表会に行ってきたのですが、11年前のひとり暮らし用洗濯機しか知らない僕にはあまりにも進化が大きすぎて、感動しつつもちょっと引いてしまいました。浦島太郎状態とはこのことか。

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Photo: amito

買う予定のないスマホやカメラにはやたら詳しいけど、白物家電は弱いって人は僕だけじゃないはず。せっかくなので東芝を例に、今どきの洗濯技術にキャッチアップしてみましょう。

ベルトもギアもないから静か

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Photo: amito
デモ機。スイッチを入れると磁力が変わってトルクが変わる

東芝さん、「洗濯槽をモーターで直接回すのはウチだけなんです」とのこと。

どういうことかというと、普通の洗濯機はモーターからの動力をベルトやギアでコントロールしながら洗濯槽を回転させます。

東芝の洗濯機は独自のACTIVE S-DDモーターという技術で洗濯槽を直接回しているとのこと。おかげでベルトやギアから発生する騒音がなくなり、静かに洗濯できる。夜中に洗濯機を回しても隣人に壁ドンされることがないというわけです。

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Photo: amito

洗濯機って洗い、すすぎ、脱水それぞれの作業で必要なトルク(回転の強さ)が違うので、減速機構(ベルトやギア)が必要なのですが、ACTIVE S-DDモーターは中の磁石の磁力を変化させることでトルクを変更できます。だから減速機構がいらないと。

この磁力が変わる磁石は東芝の独自技術だそうです。

空気を読んでサスペンションの硬さが変わる

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Photo: amito
左が従来のサスペンション。真ん中がアクティブサスペンション

サスペンションの硬さが変わるのもウチだけですよ」とのこと。

洗濯機の揺れを抑えるサスペンション。洗濯機は洗い始めと最後の脱水工程では揺れ方がぜんぜん違います。普通の洗濯機はサスペンションの硬さが一定なんですが、東芝の洗濯機は洗濯の工程に応じてサスペンションの硬さが変わるんです。これによって揺れによる騒音が減って静かに洗濯ができると。

サスペンションの中に磁性流体(平たくいうと砂鉄と油を混ぜたような液体)が入っていて、これ、磁力を加えると硬くなるんです。アクティブサスペンションという技術で、新幹線のサスペンションにも使われている機構なんですって。

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GIF: amito
磁石をくっつけると中の液体が固まる

磁性流体が固まるのを体験しました。ドロドロだったのがカッチカチになるぞ。

ただの水道水で洗濯する時代はとっくに終わってた

上の、モーターとサスペンションの技術は実は10年くらい前から東芝が採用しているいわば鉄板技術。いや、全然知らなかったです。洗濯機を真剣に選んだことある人じゃないと知らないのでは...。

で、今回の新製品「TW-127X8」に採用されたのが「抗菌 ウルトラファインバブル洗浄W(ダブル)」というもの。ただの水道水ではなく「ウルトラファインバブル水」という水で洗濯をします。もはや洗濯する水すら普通じゃないのか...。

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GIF: amito
小さなスリットを水が通るとうルトラファインバブルが生成される。洗剤と混ざって洗濯槽へ

ナノサイズの泡が洗剤を繊維の奥まで運んでいくので、洗浄力がぜんぜん違うんだそうです。ナノサイズの泡を生み出す装置がこれ。

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Photo: amito
水道水とウルトラファインバブル水で洗ったタオルの香りを比較

本当にこれ、効果あるのだろうか...? 実際に洗濯はさせてもらえませんでしたが、普通の水で洗ったタオルとウルトラファインバブルで洗ったタオルの匂いを比べさせてもらいました。柔軟剤も衣類の奥まで届くので、ウルトラファインバブルの方が香りが残ると。うーん確かにウルトラファインバブルのほうがいい香りがする...!

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Photo: amito
Ag+抗菌ビーズは10年交換不要

さらに、これまでの「ウルトラファインバブル水」を「Ag+抗菌ビーズ」に通すことで消臭効果も追加されたのが「抗菌 ウルトラファインバブル洗浄W(ダブル)」だそうです。もう機能が多すぎて必殺技みたいな名前になっちゃってますよ!

メカに化学にIoT、洗濯機はテクノロジーの玉手箱

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Photo: amito

他にもスマホで洗濯の予約をしたり、洗剤と柔軟剤が自動で投入されたり、他メーカーで人気の機能もしっかり追加されていました。なるほどこれが2019年の洗濯機か。

なんだか理系の大学のオープンキャンパスみたいでした。いろんなラボのいろんな技術が一堂に会してるワクワク感。洗濯機がこんなにテクノロジーであふれているなんて。

よくよく考えるとスマホと同じで毎日使うモノ。こんなに進化し続けるのなら、iPhoneみたいに2年に1回くらい買い換えてもいいのかな?

東芝の新型ドラム式洗濯機「TW-127X8」は9月上旬、オープン価格(店頭予想価格は税抜35万円前後)にて発売予定です。

Source: 東芝ライフスタイル株式会社

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