5Gってこんなところでも活用できるんだ!
って、正直驚いた。本日のNTTドコモの5Gプレサービス発表会では、3,000を超えるパートナーとの協力が発表されましたが、その中のひとつ。ワコムが提案した今後のデザインへの向き合い方がめちゃくちゃ刺さりました。
なんだか、こうなったら「デザイン」という仕事そのものが変わりそうな気がするんですよね。
発表会ではワコムの井出CEOが登壇し、3Dデザインにおける5Gネットワークを活用した提案を語ったのですが、その内容というのが、XR仮想空間でデザインする。というアプローチ。
たとえば車をデザインする場合、従来はペンタブや紙で描かれたデザインを、3DCGへと起こし、粘土で立体造形を作っていく流れとなります。これをXRと5Gを使うことで、複数のデザイナーが同時に、遠隔でも、分担しつつ、3Dモデルデータを直接作成して粘土模型は作らないとしています。

発表のスライドでは、3D空間でバイクや車をデザインする様子が映し出されていました。確かに、使いこなせればこれはすごく便利そう!
こちらが体験ブースに参考出展されていたデモンストレーション。
VRゴーグルを使って、離れた場所のデザイナーと分担して、空間内に作品を作る。という様子を見ることができました。わかりにくいかもしれませんが、上の画面では、青いゴーグルと赤いゴーグルが自分以外ののユーザーです。
将来的には5Gで接続することで、遅延も少なくリアルタイムに、同じ場所(VR空間)に集まってみんなでひとつのデザインを作り上げる。といったことができるようになるようです。
デザインのスペシャリストたちが通勤なしに集まれて、「こっちを大きくしたいから、そっちは小さくバランス取れるかな?」なんて、製作しながら意思疎通できるわけですよね。ん〜〜ッめちゃくちゃ効率的!
ただ、これが当たり前になると、デザイナーに求められるスキルとして、頭の中にあるデザインを3Dオブジェクトにできること。が大切になってきそう。「VRでデザインできますよー」ってスキル持ってるデザイナーは、モテモテなんじゃない?
こうした要求スキルも含め、5GとXRテクノロジーの進歩によって、デザインという仕事への向き合い方が変わってくるのかもしれない。ワコムの取り組みからは、そんな未来の息吹を感じました。
僕もVRデザイン、勉強したいな…(ボソっ)。
Source: NTTドコモ