自由を買うマシン「洗濯機」を選ぶための3つの要素

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  • author 小暮ひさのり
自由を買うマシン「洗濯機」を選ぶための3つの要素
Photo: Shutterstock

ボタン一つですべてが終わる。

ご存知のとおり、来月10月からついに消費税が10%へと上がります。現状から2%UPと上がり幅は少ないものの、10万円を超えるような大きな買い物になるとやっぱりデカい。価格の高い白物家電やパソコン、テレビなどは、「買うなら今月中しか無い!」と立ち上がっている人も多いのではないでしょうか。

その中でも、ギズモードはいま進歩の著しい「洗濯機」に注目しています。「お金で時間を買う」典型的な家電のひとつですが、最新モデルの洗濯機は買える時間のコスパがべらぼうに高い! 洗濯物を入れてスイッチを押すだけで、数時間後には洗濯物がクリーンになっているわけですから。ボタンも特定の手順で2~3回も押せばOKで、考える手間すらゼロ。テクノロジーはついに洗濯の労苦から人類を開放したんです。

今、洗濯機を買い換えるならどんな機能があればいい? 幸せになる洗濯機の選び方は何なのだろう? というポイントを、現代の洗濯機の買い替えで大事な3つの要素を僕なりに考えてみました。

必要な要素1:全自動ドラム式しか眼にはいらない

現代の洗濯機って、大きく分けると縦型・ドラム式と分かれると思います。洗浄能力は? コストは? 環境には? なんて色々な比較ができますけど、「どっちが遊ぶ(寝るでもいい)時間に還元できるの?」というところに主眼を置くのであれば、全自動ドラム式(全自動洗濯乾燥機)一択だって思うんです。だって、干さなくていいって最強じゃないですか?

我が家も2年ほど前にドラム式を導入済みなんですが、最大の導入理由がこれなんですよね。導入前は普通の縦型。で、洗濯が終わったら外干しだったんだけど、梅雨の時期や花粉の時期で外に干せない時って意外と多いんです。そのため、そういう季節は夜に洗濯して浴室乾燥で干して乾かす…。という流れでした。でもこれが最悪。

眠い目をこすりながら洗濯が終わるのを待って、夜間電力スタートの23時に洗濯機から取り出して干し始めるとか、どんなテレホタイム待ちなんだって話ですよ

一方でドラム式なら、洗剤入れて朝6時に仕上がるようにセットしたら、あとは寝るだけ。寝るだけで、朝には洗濯物が仕上がっているんですもん。最高です。

必要な要素2:電気代の安いヒートポンプ式

全自動ドラム式洗濯機の乾燥機能って、大きく分けて2種類あります。ヒーター式、ヒートポンプ式。ヒーター式はエントリーモデルに多く、ドライヤーと同じようにヒーターを温めて温風を作ります。ヒーター式は、本体価格は抑えめですけど、高温で洗濯物が縮みやすくて消費電力も多め。ちなみに、日立は「ヒートリサイクル」という技術を使っていて、ヒーターに加えて動作中に発生するモーターの熱などを回収して乾燥に再利用しています。ヒーター式よりも若干電気代は安め。

対してヒートポンプ式は、60度くらいの除湿された温風を熱交換によって作り出すので、洗濯物も縮まずにふんわり仕上がって電気代はかなり安くなります。ただし、本体が大きくなりがちな傾向があるので、設置場所に要注意。また、価格は高くなります。

うーん、これは難しいですね。

頻繁に乾燥まで使いたいし、ランニングコストが安い方が精神衛生上良いので、初期コストはかかりますけど、僕ならヒートポンプ式を選びたいですね

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Photo: 小暮ひさのり

ちなみに、ヒートポンプ式は本当にランニングコストが安いの? って思い立ったことがあり、我が家にお迎えした東芝のかつてのフラッグシップ「TW-117X5L」で、測ったことがあります。

電化上手プランの夜間電力(当時12.25円/1kWh)の実測値で1回の洗濯〜乾燥(約8kgの洗濯物、合計稼働時間は3時間半ほど)で11.69円でした。現在は夜間電力の単価が12.48円に値上がりしているので、12円くらいになる計算でしょうか。

1洗濯で12円なら、たとえ外が晴れていても、乾燥まで全自動でやっちゃおうぜ! という結論に至って、毎晩乾燥までやっています。最高に怠惰です。

ちなみに、浴室乾燥を使った場合の電気代は?…というと、1200Whで6時間ほど稼働するので、夜間電力でも一晩でおよそ90円前後になる計算でした。いやいやいや…そりゃ電気代高くなるわよね。

必要な要素3:自動で洗剤ぶっこんでくれるやつ

これよ。これ。最近搭載されはじめた、さらなる怠惰機能。すでに全自動ドラム式を迎えて、干さない幸せを満喫している真っ最中なんですけど、僕が購入した時点ではメジャーじゃなかった機能がこれ。

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Image: 東芝ライフスタイル

洗濯機本体のタンクに事前に洗剤・柔軟剤を入れておくことで、洗濯時に洗剤・柔軟剤を自動投入してくれる。という機能です。

この最高に怠惰な機能が、ななめドラム式洗濯機に初めて搭載されたのは、2017年10月に発売されたパナソニックの「NA-VX9800」だったように記憶しています。以降、国内メーカーのミドル〜フラッグシップモデルには、同様の機能が搭載されています。

代表選手たち

2019年9月時点で購入できる、ハイエンド洗濯機たちをいくつかピックアップしておきます。9月~11月は新モデル登場シーズンなので、2018年モデルの価格ならある程度落ち着いています。一方で市場から在庫は消えつつあるので、買うなら急いだほうがいいでしょう。

東芝 ZABOON TW-127X8

2019年9月に発売されたばかりの最新モデル。ドラムを回すモーターからギアを廃したACTIVE S-DDモーター と、電磁力で硬さを変えるサスペンションを採用し騒音を徹底的におさえるつくり。水道水にナノサイズの泡を混ぜ、銀イオンを付与することで洗浄効果を高める 「抗菌 ウルトラファインバブル洗浄W 」搭載と、メカ&科学の粋を凝らしたフラグシップ機です。

日立 ビッグドラム BD-NX120C

内部のセンサーで衣類の状態を検知、AIで洗い方を適切に変更してくれる「AIお洗濯」が売り。ただ自動化するだけでなく、水や時間をさらに節約できるようになっています。また、乾燥時に強い風を当てることでシャツなどのシワを減らす「風アイロン」も強み。2018年のモデルですが今でも日立のフラッグシップを張っています。

パナソニック Cuble NA-VG2300

2018年モデル。見ただけでわかるスタイリッシュさが最高! ただ乾燥容量が他のモデルと比べるとやや少ない(とはいえ1人くらしなら十分以上)ので、カタチにこだわらないなら大容量モデルのNA-VX9900もアリ。

洗濯機を買うってことは、「自由な時間」を買うってこと

他にも洗濯機の機能としては、AIで賢く洗濯してくれたり、汚れ落ちに対しては温水洗浄や、洗浄水にマイクロバブルを加えたり、仕上がりのふんわり度で勝負していたりと、最近の洗濯機は各社さまざまなアプローチで機能強化されています。

結果として、現代の洗濯機選びは、快適さを求めると出費もでかいわけで、20万、30万とかいう価格を見ると、ヒエッ…となっちゃいますよね。iPhone2~3台分くらいします。

でも、これは洗濯に対峙する時間や快適さをお金で買っているのだ。と置き換えて考えると、ハードルはぐっと下がると思うんです。

ほら、洗濯って基本的に毎日するものですし、仮に30万円の洗濯機を8年使ったとすると、1日あたり102.7円。1日102円で洗濯を乾燥まで全自動化して、朝洗濯物がふわふわに仕上がっている生活を送れるのだ。と考えると、これは投資したくなる案件だと思いません?

増税までのタイムリミットはあとわずか、検討・購入はお早めにどうぞ。

Source: 東芝

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