ゼンハイザー「MOMENTUM Wireless」は耳元に音楽室をつくるヘッドフォン

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  • author ヤマダユウス型
ゼンハイザー「MOMENTUM Wireless」は耳元に音楽室をつくるヘッドフォン
Photo: ヤマダユウス型

目指したのは、自然派のノイズキャンセリング。

先日、米ギズモードのレビュー記事でもお届けした、ゼンハイザーのヘッドフォン「MOMENTUM Wireless(モメンタム ワイヤレス)」が、日本でもお披露目されました。価格は税別4万8000円2019年9月30日(月)発売予定。MOMENTUMシリーズとしては第3世代となり、4年ぶりのアップデートになります。

先に出たレビュー記事、ボタン配置のイライラを見せつつも高評価のようでした。ぶっちゃけ「まぁそうだろうな」と思えるほどゼンハイザーには全幅の信頼を寄せてる僕です。間違いないのはわかってるので、今回はノイズキャンセリングにスポットをあててハンズオンしてみました。

見た目に隠しきれないプレミアム感

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Photo: ヤマダユウス型

いきなりですが、付け心地最高です。本革の極厚イヤーパッドは、耳全体をしっかりと抑え込みつつも顎関節に負担をかけない、ほどよい側圧感。イヤーパッドの厚みにはかなりこだわったようで、これが結果的にノイキャンの性能向上にも繋がっています。

位置調整スライダーは、鈍く輝くステンレス。円形ヘアライン仕上げのゼンハイザーロゴ部と、マテリアルのマッチングが美しい。

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GIF: ヤマダユウス型

ロゴ部分がボールジョイントとなり、イヤーパッド本体はこのように全方位的に稼働します。ここの剛性もかなり信頼感があって、ヘッドバンド部分を持って振り回してみてもカタカタ遊んだりしません。高級ヘッドフォンだけに、こうした部分のしっかりさは好印象ですね。

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Photo: ヤマダユウス型

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Photo: ヤマダユウス型

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Photo: ヤマダユウス型
第2世代「MOMENTUM」のヘッドバンドは真ん中が空洞でしたが、今回は一体型に

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Photo: ヤマダユウス型

ステンレス部分もかっこいいし、ケーブルが出てるのもカッコ良い。

このケーブルちょろ出しデザインほんと好きで、似たルックスの「JVC HA-SD70BT」持ってます。すこだ〜。

折りたためば自動で電源オフ、広げて装着すれば電源オン。さらに再生中に頭から外せば一時停止、装着しなおせば再生(Smart Pauseモード)。使いやすさもいたれりつくせりです。バッテリーは約3時間の充電で17時間駆動します。

音楽のための3つのノイキャンモード

ルックスを確認したところで、ノイキャンをチェックしてみましょう。今回の「Momentum」は、デフォルト風切り音側圧モードの3種類のノイキャンが用意されています。デフォルトがもっともノイキャンが強く、風切り音は風ノイズの低減、側圧モードはデフォルトのノイキャンに違和感を感じる人に向けた手加減モードとなっています。弱・中・強という段階的区分けではないです。

基本的にデフォルトでの試聴を試してみましたが、ノイキャンを気にさせないノイキャンだと感じました。ゼンハイザーいわく、「ノイキャンは強ければ良いというものではない」とのこと。実際本機のノイキャンも静寂レベルではなく、あくまで音楽により集中するためにノイズを消してるという印象です。不自然なサイレント空間を作らない、自然派ノイキャンとでも言うべきか。

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Photo: ヤマダユウス型

ノイキャンの音というのも変な言い方ですけど、そこも大丈夫でした。ノイキャン独特の遠鳴りする逆位相音あるじゃないですか。それがほとんど気にならなかったし、気になる場合は側圧モードにして打ち消しノイズを抑えることもできます。ソニーの「WF-1000XM3」の時にも思ったけど、ゾワゾワするノイキャンの音は時代とともに着実に解消されていってますね。

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Photo: ヤマダユウス型

操作性もよく考えられています。再生、停止、音量、音声アシスタントなどはボタンですが、ノイキャンのオンオフ+外音取り込みの操作のみスライダーになってるんです。一番上にあるしボタンのかたちも違うし、見つけやすい。

正直、単純なノイズキャンセリングの強さだけをみると、ソニーやBOSEに軍配が上がります

が、ノイキャンを使いながら音楽を聞いたときの心地良さでいうと、また話が違ってくる。ゼンハイザーのノイキャンは、聞くためのノイキャンであることを意識してると感じましたし、ユーザーニーズとしても「周囲の雑音を完全カットしたい人」と「良い音を聞くために邪魔なノイズを消したい人」は違うと思うんですよ。

「MOMENTUM Wireless」が作るノイキャンは、音質のための静寂です。そこへ新開発の42mmドライバーと極厚イヤーパッドが合わされば、もう耳の周りは幸せな音楽室。豊かに鳴り響く音楽を、ノイズに邪魔されることなく味わえるでしょう。

ゼンハイザーはぜったいに音質ドリブン

米ギズのレビューには「音質に注目した結果、私の不満はすべて吹っ飛んだわけです」なんて言葉がありましたが、ほんとそうだなと。お高いヘッドフォンなら、音は良くて当たり前。そんな中でも、あえて「音が良い」と言いたくなるのは、本当に音が良いからに他なりません。だってマジで良い音なんだもん!

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Photo: ヤマダユウス型

「一度聴いたら、もう戻れない」このタグラインを今改めてゼンハイザーが掲げる意味。多様化まったなしの現代においては、ノイキャンや携行性、あるいはバッテリーなど、ニーズを意識した製品の需要もあります。ですが、だからこそ最良の音質を追求すると、ゼンハイザーはそのような姿勢でいるのです。こういうクラフトマン姿勢、皆好きでしょう?

ワイヤレスヘッドフォンの音質はここまで届き得るものなのかと、感動させてもらいました。良い音楽と出会いたい人は、この第3世代「MOMENTUM」を試すべきでしょう。幸せなリスニングライフを保証しますよ。

Source: Sennheiser

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